1999年11月20日発売
エッジ・オブ・フォエヴァーエッジ・オブ・フォエヴァー
進化し続ける音楽があれば、変化を求められない音楽もまた健在。サザン・ロックの巨匠、再結成10年目の新作は覚悟さえ決めたような王道ぶりが窺える。ソウルフルでブルージィ、適度にドラマティックで泥臭く力強いエッジも立っている。こりゃ職人技です。
99・9 99' 野音99・9 99' 野音
意外にも初のライヴ盤で、99年6月に日比谷野音にて収録。ツアー最終日だけあって、3人のコンビネーションも完璧だ。うねるようなグルーヴとソリッドなギターの掛け合い、ラップではなく叙事詩の語りに絡む泣きのメロ。彼らの真髄が思う存分堪能できる。
Fly high againFly high again
U2とビートルズが大好きというヴォーカリスト・桐畑を中心とするトリオ・バンドの第2弾は、今まではもやがかかってたんじゃないかと思うくらい晴れ晴れとしている。楽曲や演奏にも成長の跡がはっきりと見て取れるし、ちょっと見直しちゃったぜ。
ピアノ・レターピアノ・レター
87年のデビュー以来、すでに10枚目となった国府弘子のリーダー・アルバム。最新作でテーマに掲げられたのは“音楽での手紙”。トリオの息も見事にあって、まさにプラン通りの決してひとつのジャンルにとらわれない国府ワールドの魅力を十分に堪能できる。