1999年11月25日発売
ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調
未知のふたつの版を収録した。通常の版ではカットされた部分も多く、総休止の効果、モチーフの回帰など発見も度々。前回の第7で大好評を得た演奏者の奏でる音楽は、誇張、機能美、スケール感よりも、素朴な情感、軽快な響きを特徴としている。
テレマン:6つの協奏曲と6つの組曲テレマン:6つの協奏曲と6つの組曲
この作品は90年代にパリで初版のチェンバロ・パートが発見されたもので、名手インデアミューレとブリツィのコンビが自由闊達に聴かせる。基本的には各曲チェンバロとオルガンを弾き分けつつ、協奏曲第6番では両方を弾く冒険も楽しませてくれる。
浄められた夜浄められた夜
前々世紀(!)末のウィーンの、一種独特の“匂い”が嫌いな人にこそ、聴いてほしいアルバム。どの作品も作曲者の若い時期に書かれたせいか“爛熟”の脂っぽさが少なく、しかし片鱗はしっかりとある。すべてはトリオ&αの清潔で的確な表現があればこそ。