1999年12月10日発売
ディジョネットは所々イラついていたのかもしれない67年フィルモア(ウェスト)での実況録音。4人が一体となるのではなくお互いに秘めたる新手(荒技)をチラつかせながら先へ進もうとしている緊張感の緊/緩の間がたいへん興味深い。
当時開発されたエレクトリック・テナー・サックスを導入して、エディ・ハリスのあらゆる魅力をフィーチャーした代表作。とはいえそれほど電子色は強くなく、ハリスの演奏はヒューマンな響きを決して失わない。(2)はハリス作の代表的なファンキー曲。
ハモンド・オルガンの名手マクダフ、66年アトランティック収録で絶好調だ。気に入ったら即とり込んで自分流にしてしまう調子の良さも当時としては主流で大受け。ソウル・ジャズ、R&B、ロックが混沌と存在していた時代を感じさせる名盤。
マクダフ&ニューマンの“二つの樽にたっぷりつまったソウル”というタイトル、それにピッタリのジャケット、そして看板に偽りなしのソウルフルこの上ない演奏内容。さすが黒人音楽の総本山アトランティックだ。ソウル・ジャズ好きに好機到来の復刻。
アトランティックのソウル・ジャズを代表するピアニスト&シンガー。ゴスペルやブルースに根ざしたファンキーさは、まさに本物の風格といった感じ。あのロバータ・フラックを成功へと導いたシンガーでもある彼。いまこそ見直されるべき秘宝級のアーティスト登場。
ハード・バップ・コルネット奏者のナンバー・ワン的存在。その独自の力強く、ファンキーなプレイは聴く者を魅了する。ファンキーな名曲「ジャイヴ・サンバ」や「ワーク・ソング」をはじめ、自作の曲のみをとりあげた“自叙伝的”な一枚。20000年1月死去。
ジャズの人によるロックのカヴァー集にしか聴こえない部分も(ロック耳から聴けば)あるのが醍醐味のジャズ・ロックの名作。ラリー・コリエルのギターが素晴らしい。ロックとジャズの融合ではなく、曲としておもしろいからやったということでしょう。
と(2)の2曲と、そのミックス違いが2曲入ったマキシ・シングル。(1)の新曲は、どこを切っても甲斐バンドだなあという印象。ヴォーカルはもちろん、メロディ・ラインや歌詞からくるテイストはこれまでと変わらない。また(2)は往年の名曲のリミックス。