1999年2月発売
やっぱ根っからの職人なんだな小吉は。決して派手じゃないけど相変わらず秀逸なメロディ・メイカーぶりを遺憾なく発揮している模様。パーカッションとベースが絡み合うサウンド・プロダクツも実にこなれてる。ただ最後に一言いっすか? (2)ってCHAGE?(笑)。
極北の歌姫と言われている彼女もベッドルーム・アーティストの類に入るのだろうか? コンピュータを駆使したサウンドとふんわり感のあるヴォーカルは、聴き手を摩訶不思議な世界へと誘ってくれる。しかも体温に近いぬくもりがある。
ただ黙々と自らの世界を貫いているように見えて、実はその時代時代に合わせて大きく変わり続けようとする歌い手、友部正人の新作。山川ノリオらとともに描かれるその世界はこれまで以上に幅を広げ、自らの音楽をさらに奥深いものへとしていく。まさに貫禄の一枚。
こうしてだんだん大人になってしまうワケよ……あぁ。なんて思わせる、広末スマイルの変容。それはそれとして、今日も回転寿司屋の有線でかかっていた岡本真夜の(1)、友達一番をアピールする(2)、何より本人作詞の(3)が等身大でかわいく、心に来た。
素晴らしい、才人。素晴らしい曲を書き、素晴らしいビートを伴った素晴らしいサウンドを作り、素晴らしく温かい声で歌う、カーティスの76年のアルバム。とにかく彼は言葉を全部投げ出して、その世界にずっと浸っていたいと思わすぐらい、素晴らしい。
スウェーデン産ハードコア・バンドのサード・アルバム。デビュー当時はもっとニューヨーク・ハードコアに近い路線だったとのことだが、かなりキャッチーな部分を持っていることが本作からは窺える。全17曲で33分弱というのも凄く分かりやすくていい。
美穂の2ndアルバムは、女している美穂がいます。何度かの失恋を経て、磨きのかかってきた女になりつつあるようで、“次の出来事いつも待っている”のフレーズを言えるようになりました。美穂のヴォーカルの意外な魅力をさらに引き出せる曲が欲しい。