1999年2月発売
オーケストラ組曲「untitled 01」をエレクトロニクス・ミュージックの個性派アーティスト11組がリミックス。ブレイクビーツ、ドラムンベース、アンビエント、エレクトロニカ、音響系など、実験的な電子音響のオン・パレードだ。知的刺激も満点。
根っこは、ブルースだろうか、フォークだろうか。日常をサラリとすくう歌詞と、ダサさスレスレのまっとうなバンド・サウンド。歌は、塩辛い本格派。ゆったりしたテンポで、せつせつと歌う曲が並ぶ。笹路正徳プロデュースという話題で、どうでしょう?
シアトル出身のバンドのデビュー作、84年作品の日本初CD化。インディーズでリリースされていたものだが、当時のLAメタルとは一線を画す、ハイ・スピードなスラッシュ・メタルを聴かせる。
79年、(1)のシングル・リリースによって、全世界にラップ・ミュージックの存在を知らしめた伝説的グループの初期ベスト。時代の状況や人々の思惑が複雑に絡み合う中から生まれた奇跡的名曲の数々がここに。オールド・スクールに興味ある人はぜひ。
オールド・スクールの雄姿、シュガーヒル・ギャングとグランドマスター・フラッシュの作品を、あたかも対戦しているかのように編集して聴かせる面白い企画のコンピ。曲間にはセコンド/ホスト役のチャック・DとアイスーTによるMCで対戦を煽ります。
ジャンル
ソロとして歩み出してからは、極めてマイ・ペースなプライヴェート・サウンドを届けてくれる元エコー&ザ・バニーメンのフロントマン。2作目となる本作でもレナード・コーエンのカヴァーを含むゆったりとした優しさ温かみに溢れ充実ぶりを窺わせている。
アメリカではすでに確固たる地位を確立しているジョージア州出身の5人組による第4作。大地の薫りを漂わせつつもルーツに縛られることなく、オルタナ通過世代なりのレンジの広いロックを聴かせる。粒揃いの楽曲とベテランの風格すら漂う完成度が見事。
ロック・バンドの編成でオーケストラ的な大風呂敷を広げようとしたかのような(7)に、マルチ・プレイヤーが目指す桃源郷の設計図が見えるよう。歌がとっちゃん坊やなわりに無邪気さには欠けるので、そのぶん60年代の先達たちより小粒に聴こえはするが。