1999年5月21日発売
ウォーム・ウッズウォーム・ウッズ
57年の録音だが、この頃の彼と言えばチャーリー・パーカーの後継者と誰からも思われていた頃だ。まだ若いフィル・ウッズのゆとりのあるプレイに驚かされてしまう。コンボ・プレーヤーとしてのフィル・ウッズがすでに完成していたのがこの時代だ。
フィル・トークス・ウィズ・クイルフィル・トークス・ウィズ・クイル
ウッズ&クイルは50年代にアルト・サックスという同一楽器で人気を博したグループ。本作は2人の競演盤で、パーカー・イディオムを駆使したプレイでスリリングなバトルを展開。全編ホットで瑞々しい魅力を感じさせる内容となっている。待望のCD化だ。
ヤー!ヤー!
ラウズが隠れた名ピアニストのガードナーと組んで朗々たるプレイを聴かせてくれる。セロニアス・モンクのカルテットで名を売った彼だがリーダー作は思いのほか少なかった。それだけにこの作品は貴重な一枚であると同時にその本領が発揮されたものだ。