1999年6月発売
90年代半ば頃に活動を停止したアメリカ産ハード・ロック5人組の、再始動に伴う未発表曲集。92〜94年のデモで構成されており、ヘヴィ・ギターと叙情メロディの融合は今聴いても実に新鮮。先日の10年越しの初来日公演が完全復活の引き金となるか!?★
シングル(7)のスマッシュ・ヒットで注目される、R&Bテイストがとてもクールなスタイルで展開される姉妹デュオDOUBLEのプロローグ・アルバム。音楽性の高さに大きな期待が寄せられたが、99年5月に姉のSACHIKOが急逝。かえすがえすも悔やまれる。★
下北沢ハイラインレコードでバカ売れ、な彼らのデビュー・マキシ。首にバンダナしてカラー・パンツはいて、ぴょんぴょん飛び上がって、愉快にギター・ポップしてるところは三重マル。のびやかに繰り返されるサビが、耳について離れないのだ。
三橋の芸は、歌謡曲・民謡・津軽三味線の三つに代表されるが、その三つの芸を初めてまとめた6枚組アルバム。歌謡曲の分野では、美空ひばりと並び称され頂点を極め、民謡では各地で歌い継がれていた歌を全国に普及させ、今日の民謡ブームを作り上げた。また津軽三味線は、いち伴奏楽器から独奏楽器と新しい音楽の創出へと、三橋の足跡を忠実に辿った、“芸のすべて”と呼ぶにふさわしい決定版。
日本の作詞家と韓国の作曲家による作品で構成されていて、従来から言われている“演歌の源流”を探るうえでも興味深い企画。切なげに、それでいながら時として凛とした強さを感じさせる歌唱に彼女のスケールの大きさを感じる。(3)は面白く聴きました。
待望のサード・アルバムは、彼らがさらに新しい方向へと動いていることを示す一枚となった。ロック色はそれほど強くなくなり、これまでになく柔らかいタッチの曲が増え、壮大で幻想的な世界、より広がりを持った空間を作り出している。味わい深い作品だ。