1999年7月23日発売
最新TV・CMクラシック・ヒット集 `99前期最新TV・CMクラシック・ヒット集 `99前期
今年前半のTV-CMで使われたクラシックの曲を集めただけのCDだが、もちろん役には立つ。(1)知ったかぶりができる。(2)曲の使い方で企業の性格がおぼろげに分かる。リクルート用。(3)そこそこのベスト・アルバムとして楽しめる。さあ君はどうする。
レイジャーズ・ゾーン、タッチ・オブ・シンレイジャーズ・ゾーン、タッチ・オブ・シン
80〜90年代に活躍したドイツのヘヴィ・メタル・バンドで、これは84年の3作目と85年の4作目の2in1。ツイン・リードのハーモニーで聴かせるメロディアスな演奏は適度にポップ、そしてその中にはHR/HMのさまざまな型が凝縮されてもいる。
スタンリー・キューブリックに捧ぐスタンリー・キューブリックに捧ぐ
キューブリックの映画に欠かせない音楽の数々。ツァラトゥストラやどろぼうカササギのメロディを聴けば、2001年や時計じかけのシーンがすぐにも目に浮かんでくる。キューブリックでは、これほど音楽と映像が結びついている……と改めて感じてしまう。
T.C.R横浜銀蠅R.S.スペシャル・メモリーズT.C.R横浜銀蠅R.S.スペシャル・メモリーズ
すっかり時代錯誤してナツメロになってしまった銀蝿だが、つっぱり=女好き=ロックンロールという図式はシンプルで今でもとてもよろしい。音楽なんて手先じゃなくこんなんで良いんだよなぁ、と安心して聴けるプリミティヴな一枚。
金子みすゞの世界〜合唱の旅金子みすゞの世界〜合唱の旅
大正5年に26歳で亡くなった童謡詩人・金子みすゞの再評価が著しい。彼女が残した詩に西村直記が曲をつけ、ピアノ伴奏で“凛の会”と“杉並児童合唱団”が歌っている。日本人が捨ててしまった慎ましい日常の光景の内にあった美しい物語が歌われている。
ハートビートハートビート
日本のアート・ブレイキーとして若手の育成に精力を注いできた小林が、この新作で初めてブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズゆかりの名曲に挑戦。過去の再現ではなく、往年の名曲に現代的な編曲を施すことで、新鮮味を出すことに成功している。