1999年7月23日発売
23.423.4
ラジオやテレビでアニメ番組を持っている(でも声優ではない)彼女の新作。シンガーとしては94年のデビューで、これが5作目になる。新居昭乃の曲を中心に、詩的な世界をエレクトリックなサウンドで表現している。初回生産分には絵本が付いていた。
革命革命
フランスのベテラン・ピアニストであり、コルトー門下であるハイドシェックにとって、オール・ショパン・アルバムは意外にも初めてという。その演奏では既成概念にとらわれない自由な解釈が目立つが、それがトータルな流れを損ねてしまう場面もある。
モーツァルト:第2番、ブラームス第3番モーツァルト:第2番、ブラームス第3番
厚みがあってふくよかだけれども、決して重ったるくモタモタしないベルリン・フィルのトリオに、硬質できらびやかなギリロフのピアノが加わって、渋く内向きな室内楽のイメージを覆すかのような演奏が聴かれる。特にモーツァルトは明るく楽しい出来。
最新TV・CMクラシック・ヒット集 `99前期最新TV・CMクラシック・ヒット集 `99前期
今年前半のTV-CMで使われたクラシックの曲を集めただけのCDだが、もちろん役には立つ。(1)知ったかぶりができる。(2)曲の使い方で企業の性格がおぼろげに分かる。リクルート用。(3)そこそこのベスト・アルバムとして楽しめる。さあ君はどうする。
レイジャーズ・ゾーン、タッチ・オブ・シンレイジャーズ・ゾーン、タッチ・オブ・シン
80〜90年代に活躍したドイツのヘヴィ・メタル・バンドで、これは84年の3作目と85年の4作目の2in1。ツイン・リードのハーモニーで聴かせるメロディアスな演奏は適度にポップ、そしてその中にはHR/HMのさまざまな型が凝縮されてもいる。
スタンリー・キューブリックに捧ぐスタンリー・キューブリックに捧ぐ
キューブリックの映画に欠かせない音楽の数々。ツァラトゥストラやどろぼうカササギのメロディを聴けば、2001年や時計じかけのシーンがすぐにも目に浮かんでくる。キューブリックでは、これほど音楽と映像が結びついている……と改めて感じてしまう。