2000年1月21日発売
DOUBLE-0-FREEDOMDOUBLE-0-FREEDOM
彼らの4曲入りマキシ・シングル。重厚なギターとリズム、それにうまくグルーヴした、切れのよいヴォーカルが身体の中のワルワル・スピリッツを蘇らせる。ゲスト・ミュージシャンにストロボのCHATANIを迎えた(2)のパーカッションが生きてる。
モンキー・オン・マイ・バックモンキー・オン・マイ・バック
若手ガール・ロッカーの新作。ハード・ロック/モダン・ヘヴィ的趣味が出まくりの楽曲が強烈なインパクトを放つなか、音圧と高音の伸びに頼らないしっとり系のナンバーでの丁寧な歌唱が光る。キャラクター性設定の面で若干の迷いを感じるのも事実だが。
ザッツ エンタテインメントザッツ エンタテインメント
ただただ大ハシャギすることに、外さない時代性と用意周到な作家性を持たせることに成功した、素晴らしき哉ファースト・アルバム。これ聴いてワクワクしない人は、地球上には生息してないでしょう。渋谷系の申し子たちは、こんなにも明るく逞しく進化しました。★
ヴォカリーズヴォカリーズ
79年生まれの松本は、99年現在東京芸大在学中。ライナーノーツにはたくさんの彼のスナップ写真が載っていて、渋谷あたりの普通の青年といった感じ。それがとてもいい。彼の文にも若い彼らしい音楽への真摯な態度が見え、それは演奏にも。期待の新星だ。
スティル・オン・ユア・サイドスティル・オン・ユア・サイド
デビュー・アルバムからのセカンド・シングル。さわやかなアコースティック・サウンドに、絶妙なコーラスで味つけをした、春風のような一曲。アルバム未収録の(2)、(3)はデモ・ヴァージョンを収録。三人が平原に寝転ぶジャケット、そのイメージ通りの一枚。
図鑑図鑑
ジム・オルークを共同プロデューサーに迎えた、京都出身の三人組の話題のセカンド・アルバム。音響派的解釈のプチ・プログレ、ベタな引用が素晴らしい「ミレ二アム」など、雑食性豊かな三人の音好きぶりが伺える秀作。スーパーカー作のリミックスも収録。⇒♪くるり特集♪をチェック!