2000年2月発売
スーサイド・マシーンズスーサイド・マシーンズ
91年結成というから、パンク・バンドとしてはベテランの部類。素直なヴォーカルと、コーラスを多用したポップな曲調と、シンプルなギター・リフ中心のサウンド。特に個性的ではないが、ラジオでかかればゴキゲン、という憎めないロックンロールだ。
SPEAKE FOR MYSELF Throw Imagination Into The ConfusionSPEAKE FOR MYSELF Throw Imagination Into The Confusion
ザ・ウィーク・ナバー・スターザ・ウィーク・ナバー・スター
スコットランドで今一番ホットなバンド、アラブ・ストラップの96年リリースのファースト。身の回りの出来事をありのまま赤裸々綴った歌詞を語り歌う彼らの作品は、日常に潜む隠れたドラマをリアルに暴き出す。酔いどれ吟遊詩人の本音は痛烈だ。
フイロフオビアフイロフオビア
スコットランド2人組の第2作。グループ名やジャケット・カヴァーをはじめいろいろ変というか、思慮に満ちてるなあ。その思慮をひたすら、わざとらしくなく、脱力感たっぷりに押し出すとこういう“ワビサビ”諦観表現になるのでは。すがりつきがいアリ。★
マグ・イヤーウィッグ!マグ・イヤーウィッグ!
通算10作目となるベテラン・インディ・バンドの本作は、文句なく最近の彼らのベスト作だ。泣かせるポップ・メロディとサイケな雰囲気のバンド・アンサンブルで疾走する得意パターンの楽曲を中心に、簡潔にして高揚感あふれるバンドの瞬発力に圧倒される。
ドリームズ・カム・トゥルー グレイテストヒッツ“THE SOUL”ドリームズ・カム・トゥルー グレイテストヒッツ“THE SOUL”
ファンのリクエストに応えて選曲したドリカムのベスト。移籍後の音源も網羅しております。別にコアなリスナーじゃなくても知ってる曲ばっかりの2枚組っつーのも凄い。吉田美和が曲もバンバン作ってたことを知って驚いている俺は超初心者リスナー。
ヌイテル?ヌイテル?
『ヌイテル?』とは、なんとも意味深なタイトルだ。彼らにしては、かなりアップ・テンポで激しく攻めまくった楽曲。だがそれ以上に、いろんな姿を想像させる歌詞の波状攻撃に、思わず苦笑いしてしまう方が、先にくる。攻めまくった姿勢を提示した意欲作。