2000年発売
99年12月にリリースされた「Siva 1999」との連動盤。シヴァが破壊の神ならば、その後には創世記がやってくるだろうということでゼウスの登場となった。「Garden」でのソウル・ディーヴァ的だったSugar Soulの別の、ヒップホップな面を楽しめる。
ホーンが3本、そこにオルガンやパーカッションを加えた編成で熱くアーシーに迫るソウル・ジャズ作品。一昔前ならジャズ・ファンからソッポを向かれただろう作品だが、いま聴くと60年代のブラック・パワー全開といった感じでおおいに楽しめるから不思議。
ジャズ・ロック、ソウル・ジャズからイージー・リスニング・ジャズへ移行した当時の流行を反映した68年作。初CD化。ゴスペルに根差したマンスのソウルフルなハッピー・ジャズが楽しめる。全身からほとばしるような黒人音楽のフィーリングがタマラナイ。
72年にモントルー・ジャズ・フェスにて行なわれた伝説のソロ・ピアノの実況盤。「クバノ・チャント」「リトル・スージー」ほかの自作曲にエリントン・ナンバーなどを挟んだ名盤。
アルバム『Last Century Modern』のリミックス第2集。シャープ・ボーイズ、ヴィクター・カルデロン、ジョン・B、ペシャイ、ジェイ・ディーンズというリミキサー陣により、ハウス/テクノ〜現在の流れを一気に敷衍するという仕上がりになっている。
チリ在住のドイツ人によるテクノのラテン交歓という怪快楽の暴挙によるクラフトワーク・カヴァー集。意外なメロディの怪しさとラテンとテクノのグルーヴの近似性その他考えさせられるところも大きい傑作。軽いのに濃いアレンジの腕前にもやられます。
エイベックスのディスコもコンピレーション盤。高速のBPMに乗って一気のブッちぎるメガ・エナジー・マンの(1)をはじめ、イケイケの18曲、75分のテンコ盛り。清涼感いっぱいのポップ・ナンバー(3)、スパニッシュ・モードで哀愁感爆発の(10)などもおすすめ。
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前作『コロッサル・ヘッド』で全開していた実験性がこなれて、“ラテン的な哀愁をはらむアメリカ音楽”という独特なスタンスがますます明確に。ファンキーな(6)にはフェラ・クティの影響ものぞく。マーヴィン・ゲイをカヴァーした(12)が最も普通だった。★