音楽むすび | 2002年9月21日発売

速弾きギタリストを中心とする米産メタル・バンドの初ベスト。87年のデビュー・ミニから2002年リリース作まで計9枚からのセレクト＋未発表曲×2&最新曲×1を収録。骨太な歴代シンガー、グラハム・ボネット&ロブ・ロックと光速ギターが激突!

ジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、スティーヴ・ハウ、アラン・ホワイトという黄金期のメンバーにビリー・シャーウッドを加えた布陣で制作。97年発表。

ポーランドの名ピアニスト、エヴァ・ポブウォツカのショパン名曲集。血となり肉となっている音楽を堂々と奏でる彼女の演奏には説得力がある。繊細さだけでなく、強い表現も充実している。選曲も有名な作品が多く、初心者にもおすすめ。

度重なるメンバー・チェンジを乗り越えた約4年ぶりの新作。小回り利いたリズムの小気味よいこのポップ・サウンドには、極上のメロコアと言い切りたい潔さと、何度でも聴ける深さがある。シリアス&ユーモラスな歌詞も良し。あったかいライナーも良し。

最新アルバム。時にギター1丁でノリノリの“場”を作り上げていくエネルギーには、最近共演したばかりのブラジルのレニーニとの共通項がくっきり。自作品の中で9・11についてここまで冷静、かつ公正に言及したアメリカ人歌手は、彼女が初めてでは。★

英ホワイト・ファンク・バンドの82年のアルバム。ダン・ハートマンの初プロデュースで、分裂状態にありながらも(本作リリース後、初の解散)、AOR嗜好の強いポップで美しい力作だ。ネッド・ドヒニーとの共作など、聴きどころたっぷり。