2002年9月発売
DO YOU KNOW SQUAREPUSHERDO YOU KNOW SQUAREPUSHER
スクエアプッシャー(トム・ジェンキンソン)の新作。その場の意識の流れをそのまま音にしたようなエキセントリックなエレクトロニクス・サウンドと、イレギュラーなブレイク・ビーツがユニーク。2001年7月の日本でのライヴを収録したボーナスCD付き。
ザ・ギフトザ・ギフト
スウェーデン出身シンガーの約5年ぶりとなる第4作。ザ・ビートルズ直系なのに、なぜだかずっとメタル人脈の中で紹介されてきた彼──確かにイナフ・ズナフなんかに近いハードさも持ち合わせている。哀愁味よりもむしろ素朴なポップ・テイストに注目。
ボストン・トリビュートボストン・トリビュート
メロディアス・ハード不滅の一大ブランドたるボストンに捧げるカヴァー集。その筋の専門レーベル“エスケイプ”人脈からハートランドのメンバーはじめ甘美なメロディの使い手たちが大挙集合し、スペーシーで心温まるハーモニーを忠実に再現している。思わず心地よく横揺れ。
コウモリの唄コウモリの唄
4人組ロック・バンドのフル・アルバム。ハードコアというか、リフ主体のバッキングにくぐもったヴォーカルによるシャウトや呻きが重なって、門外漢にはかなり恐い世界が展開されている。バッキング(とくにドラム)がこのテの音楽にしては軽めなのが惜しい。
アンダー・ア・ペイル・グレイ・スカイアンダー・ア・ペイル・グレイ・スカイ
激重ロックの核の一部を占める先鋭ブラジリアンがもっとも尖っていた時期を記録したライヴ盤。今は袂を分かってソウルフライを率いるかつての看板男マックス・カヴァレラ(vo、b)在籍時最後となった96年12月ロンドン公演を完全収録。怒号と轟音が激しく沸騰している。
小さな恋のうた小さな恋のうた
ライヴで聴いたら数段パワフルで、もっと説得力を感じてしまうだろうと想像させる沢知恵。ピアノの弾き語りで歌われるバラード曲「小さな恋のうた」をはじめとする歌が、表情豊かなヴォーカルにより輝いていく。いつもながら歌の意図が直接伝わる歌唱だ。