2003年12月17日発売
6年ぶりのアルバム。ブッシュ政権への疑念と怒りが発表への動機づけのひとつだったそう。ビル・フリゼールやスティーヴ・バーリン、ジェイムズ・ギャドソンらを迎えた演奏が、変幻自在な歌声へと収斂していくさまも素晴らしい。★
2003年度にレーベルであるGIZA studioが放ったシングル、アルバム全52タイトルからセレクトされた26曲を収録。倉木麻衣を筆頭に愛内里菜、GARNET CROW、滴草由実など実力派女性ヴォーカリストが多く聴きごたえあり。レーベルのよさを再認識させられる。
これまでリリースされたシングルから、12曲をセレクトした愛内里菜のシングル・コレクション。収録曲のほとんどがテレビやCMとのタイアップ曲としてオンエアされた話題曲ばかり。
発売元
株式会社ポニーキャニオン最初にジョン・ルイスのブルース2曲を演奏しているのは、亡き親友へのトリビュート。コルトレーンの「インプレッションズ」とマイルスの「ソー・ホワット」をモチーフにした5曲目の組曲が聴きもの。ダイナミックな演奏はもちろん、タイトル曲ではリリカルな一面も。
野瀬栄進、井上陽介、小山太郎という在ニューヨークの日本人ミュージシャンによるトリオ作品。3人のオリジナル各1曲のほか、日本の童謡やアイルランド民謡など、郷愁を誘う曲を演奏しているコンセプト作品。選曲をどう受け止めるかによって好き嫌いが分かれるかも。
カナダのハード・ロック系ミュージシャンによるプロジェクト作第2弾。往年のアメリカのラジオ・ヒット路線を目指したであろう楽曲群は、透明感のある高音ヴォイスといい、溌剌としたギター・ワークといい、なんとも言えず80年代的な雰囲気に満ちている。
オランダの美形ロッカー、ヴァレンシアが弟のドラマーと結成したプロジェクト作。と言ってもクイーン・マニアは相変わらずで、エッ! これクイーン? と錯覚するような曲が大半を占める。超趣味に突っ走ったブラザー作品。賛否両論割れそうだけど。
超絶技巧ギタリスト、ロブ・ジョンソン率いるUSメタル・バンドが約3年ぶりに放つ3作目。テクにものを言わせたプログレ指向でねじ伏せた当初と比べ、曲の構成が端正な叙情パワー・メタルに洗練されてきた。テクと様式美学のバランスを考慮したことで煽情力が上がっている。
ジョンKを新ヴォーカリストに迎えての通算5作目。ピュア・ブリティッシュ・メロディック・メタル界の重要バンドだけに、ドラマティックでときにプログレッシヴな世界を構築。(1)を除く楽曲のすべてが五分を超えるという大作揃いのアルバムだが、一気に聴かせてしまう。
米東海岸ローカル・シーンで活動するマルチ・プレイヤーが1999年に発表したデビュー作。歌・ギターをはじめすべての楽器を一人でこなし、ヴァン・ヘイレンやジャーニーなどメジャー感あふれる往年のアメリカン・ハードの醍醐味を聴かせる。メロが際立つ爽快な作品だ。