2003年12月17日発売
チック・コリアらとの“サークル”でおなじみのブラクストンと、アネット・ピーコックらとの共演で知られるクリスペル。アルバムは、互いに同じメロをなぞっては違え、たわむれるように幕を開ける。ある種、室内楽的なフリー・ジャズ。
ヨーロッパの鬼才ヨアヒム・キューンのピアノ・ソロ作品。エリック・ドルフィーの(1)、デイヴ・リーブマンの(6)以外はキューンのオリジナル。アルバム・タイトルどおり、ダイナミックな力強いタッチでソロ世界を構築する。ホロっとさせる哀感を含んだフレーズもあり。
ホルストの組曲「惑星」のなかでも、最も壮大なメロディ・ラインを持つ「木星」に日本語詞をつけた、平原綾香のデビュー曲だ。カップリングの「蘇州夜曲」でも、その微妙かつ個性的なニュアンスをちりばめられたヴォーカルに魅せられる。大胆にして繊細な大器の登場。★
SESSIONSシリーズ第2弾。今回はクルーエル・レコード主宰でDJ、プロデューサー(ライター)として活躍する瀧見憲司がミックス。70〜80年代音源を中心にした意外な選曲を楽しめる。
ウワサの岡村靖幸と石野卓球によるユニット、フル・アルバムの登場だ。先行シングル「come baby」から想像される男汁全開ディスコ・アルバムではなく、バラエティに富んだエレ・ポップ・アルバム。マジックを感じる組み合わせの妙。ファビュラ〜スなお仕事!
東北発の“みちのうたびと”によるファースト・ミニ・アルバムは“みちのくひとりうた”といった趣。愛を正面から捉えたうたの数々は、ストリート出身らしいストレートな感情の奔出に終始しているのだが、アルバム用のアレンジによって歌はその色を多くしている。
制作・出演
クリストファー・ハワード / スティーヴン・ソンダイム / バリー・ワーズワース / バーバラ・ボニー / マイケル・ボール / ラ・ヴァーン・ウィリアムズ / レナード・バーンスタイン / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団シカゴ出身の5人組パンク・バンドのメジャー2作目。ストレートなパンク・チューンを決め球に、オルタナ・テイストのハード・エッジ・サウンド、はたまたレゲエやアコギを押し出した変化球も。ミクスチャー・バンド的なソングライティング・センスを感じさせる。