2003年7月23日発売
(1)は告井延隆のレゲエ風アレンジが見事にハマって“沖縄”のダイナミズムが伝わる仕上がり。(3)はアフリカの風がそこはかとなく吹く空間の広がりを感じる。“自然”が人為的な国境なるものとは無縁の存在であると実感。(4)はTV-CMのナンバーのウチナー・ヴァージョン。
サマーソニック03では、まるで60年代のシスコからタイム・マシーンでやって来たようなルックスと演奏が印象的だった彼ら。アルバムでは土臭さの中にモダンさもあり、流行とは一切無縁の頑固一徹なロックンロール魂と強烈な個性が漲っているのが魅力的だ。
アメリカ合唱界の最高の指導者であったロバート・ショウが率いたロバート・ショウ合唱団。素晴らしいハーモニーで、フォスターの愛唱歌やアメリカ民謡を満喫できる。
スウェーデン出身の女性シンガーのベスト盤でジャズやボサ・ノヴァを歌った3枚のアルバムから選曲。速いボッサの(1)は軽い声質に合っている。ブルージィな曲調の中でキュートさが強調される(9)は類型が少なく新鮮。歌も演奏もスムースに流れる(15)は刺激に乏しい。
アフリカ系アメリカ人として史上初めてメトロポリタン歌劇場の専属歌手となったマリアン・アンダースン。そして偉大な黒人ソプラノ、レオンタイン・プライスらの名唱で、黒人霊歌を楽しむ。
自然にウキウキしてしまう、スウィング・ジャズを集めたコンピレーション。スウィング・ジャズ全盛期のヒット・ナンバーやダンス・ヒット、往年の名曲など、RCAならではの選曲が嬉しい。
元祖直訳ロッカー、王様の即位(デビュー)10周年記念のベスト。ディープ・パープル、ツェッペリンに始まり、グランド・ファンク、ビーチ・ボーイズと、もう何でも来い状態ですが、やはり最初の「深紫伝説」が一番面白い。泉昌之の漫画みたいなオリジナル啓蒙ソングは御愛嬌。