音楽むすび | 2003年7月24日発売

女性ジャズ・シンガー、アン・バートンの代表作とも言える83年NY録音盤。ブラッサム・デイリーの作品を取り上げるなど、キュートな彼女の魅力が凝縮された1枚。構成・アレンジも秀逸。

最高の音で楽しむために！

91年、NYスイート・ベイジルでのライヴ。圧倒的にきらびやかでマッコイらしいピアニズムが横溢するのがオリジナル(4)。コルトレーンを頻繁に引き合いに出されるのが本当に気の毒だが、この人の最大の魅力は、場を一瞬で華やかにするこの豪華さにあると思う。

マシューズ率いるオールスター・グループがビートルズのナンバーをご機嫌なジャズ・ヴァージョンに変身させた。達者な腕前の持ち主によって構成されたバンドだけに、アンサンブルにソロにと変幻自在な響きが次々と登場する。マシューズの才能にも感服。

アニメ『D．C．〜ダ・カーポ〜』の主役やラジオ番組のパーソナリティなど、声優だけでなく多方面で活躍中の野川さくらのニュー・マキシ。影山ヒロノブのプロデュースによる第4弾。

バブル期に財テク女優として名を売ったあいはら友子が、そのイメージにのって「金運上昇音頭」と「くいだおれ音頭」を、癖のない関西弁と歌唱で聴かせる。あいはらが伊吹吾郎とデュエットしているセリフ入り「夫婦善哉」では、浪花の男女の情を歌っている。

岡田冨美子・永井龍雲コンビの「涙のカケラ」は、シャンソン系フォークと歌謡曲とが融合した歌唱を聴かせる松尾ともこらしいシングル曲だ。さらに、松尾がパーソナリティを務めるKBS京都『マイハートフル・Song』エンディング曲「しなやかに」もしっとり。

70年代の伝説的ロック・バンド“外道”。日本ロック史上最もスキャンダラスなロック・ヒストリーを、貴重な秘蔵音源と秘蔵映像で紐解く生誕30年祭プロジェクトのパイロット・アンソロジー。