2003年8月20日発売
サイボーグロックショウ完全盤サイボーグロックショウ完全盤
宇宙人3人、ロボット1体、地球人のサイボーグ1名で構成されている宇宙船隊NOIZ。彼らの使命は、地球の平和を守ること。というコンセプトのもと、コスプレまがいの恰好の連中が、ハード・ロック/ミクスチャーな音に乗せ、ドラマティックかつコミカルな音絵巻を繰り広げてゆく。
ベートーヴェン:交響曲第3番≪英雄≫ コリオラン序曲ベートーヴェン:交響曲第3番≪英雄≫ コリオラン序曲
いわゆるオーセンティックな奏法、解釈がみごとに実を結んできている最良の証しのひとつ。タイトなサウンドと歯切れのいいリズムが曲の構造を顕わにし、管と弦のバランス(弦が少ない)と、ティンパニの躍動感から来る荒々しくも革新的な音色感。みごとな演奏だ。★
ドビュッシー:映像/練習曲集ドビュッシー:映像/練習曲集
“印象主義”というレッテルを貼られることが多いドビュッシーだが、エマールはエスプリやムードを排し、作曲者が綴った音符を磨き抜いた音色で俊敏に紡ぎ上げている。とくに、「練習曲集」での明晰な運動感覚と喜びにあふれた表現が、とても耳に新鮮だ!★
アニマ・ムンディアニマ・ムンディ
ミニマル音楽の巨匠が91年に短編映画につけた音楽。なんでも世界自然保護基金による“生物の多様性キャンペーン”の一環として制作された映画だそうだが、音のほうは随所に民俗音楽的な差し込みを認めることができる。結構、具象的に聴こえる、下世話な高尚音楽。