2003年発売
壮大なイメージにみちた(1)で幕を開けるさだまさしの歌の世界。どの歌もそれぞれの時代にヒットしたものばかりで、一瞬にして当時の思い出がよみがえってくるのはやはり彼の歌の力のせいだろう。また(5)の後に(6)を入れたのは彼のユーモア・センス!?
Folder5の30曲ノン・ストップCD。(1)のユーロっぷりに一瞬たじろいだが、全体に彼女たちのヴォーカルを活かした控え目ミックスが嬉しい。またメンバー全員のソロ曲も各1曲は揃えられているので、本作は超ロング・メドレー・ベストと捉えていいだろう。
かつては鋭いタッチで時代の先端を行くプレイを聴かせていたケラウェイだが、この作品を吹き込んだころからそうした先鋭性は失われてしまった。しかし聴きやすいプレイに徹したこの演奏も悪くない。歌心がスウィンギーなプレイに溶けこむ。そこが楽しい。
本作タイトルと同名のガーシュウィンのミュージカルからセレクトした名曲を、サド&メル楽団でともに活躍した盟友同士によるデュオ作。2002年に亡くなったピアノのローランド・ハナとベースのジョージ・ムラーツは呼吸がピッタリ。二人のデュオの妙技を堪能できる。
MJQなどの人気ジャズ・ユニットを率いる鬼才が自ら主役になった91年録音のピアノ・トリオ作品。素材はいずれもバラード。スタンダードとオリジナルに華麗なアレンジを施し、シンセでストリングスのスパイスをちりばめ、お洒落な雰囲気のジャズに仕上げた。
制作・出演
ジェイムス・ウィリアムス / ジョシュア・レッドマン / ダヴィッド・サンチェス / チャーネット・モフェット / チャールズ・モフェット / ビル・ピアス / フィリップ・ハーパー / モフェット&サンズ(2)(3)(8)にジョシュア・レッドマン、(3)(6)(8)にウォレス・ルーニーが参加。コルトレーン曲の「インプレッションズ」を皮切りにモフェット親子がリズム・セッションをガッチリとリードしてジャズの名曲が続くご機嫌な作品。息子チャーネットの柔強自在なプレイが頼もしく光る。
フリューゲルとトランペットを合体させた新種のフランペットを用いて、叙情派アートが燃えたライヴ盤。ジェローム・カーンの名曲(3)を除きすべてがジャズ・オリジナルで、そこらあたりもあってか、火がついたら止まらないビ・バップの真価が発揮されている。
ヒップホップ・シーンとの交流も深く、コーラス・グループとして独自の路線を歩む彼らの新曲は、話題の韓国映画『猟奇的な彼女』テーマ曲の日本語版。純愛を歌ったロマンティックなバラードで、万国共通のせつないメロディを思い入れたっぷりに歌い上げてます。