音楽むすび | 2004年10月20日発売

75年に発表されたカンサスの2ndアルバム。プログレのなかにアメリカン・ポップスの要素を持ち込みグループの基本的なサウンドを確立させた記念碑的な作品で、初のゴールド・ディスクを獲得。

カンサスにとって記念碑的ヒットとなった76年発表の4作目で、プログレを代表する名盤。大作主義を標榜していながら、シングル「伝承」も当てるという絶妙なバランスも見事な傑作だ。

カンサスの最高傑作アルバムといわれる77年発表の5作目。ヴァイオリンやキーボードをフィーチャーして作り上げたオーケストレイションの美しさは、彼らが頂点を極めたと思わせる輝きに満ちている。

悲劇のトランペッターが79年にドイツで録音した後期を代表する作品。透明感のある柔らかなヴィブラフォンのみを相棒に、内なる声に静かに耳を傾けながら、この世のものとは思えぬ耽美的な美意識を描き出す。シンプルながら深い情緒を湛えた作品。

チェット・ベイカーの最晩年の録音。ドイツのヴィブラフォン奏者W.ラッカーシュミットとの3枚目の共演作で、ラッカーシュミットのオリジナル曲を収録した。チェットの音楽性をよく理解した楽曲で、多彩な編成でリリカルでクールなジャズがくり広げられている。

ツイン・ギターによる4人組パンク・ロック・バンドの1stミニ・アルバム。西海岸系のさわやかなポップ・パンクから、攻撃的なパンクまでと、幅広いサウンドにのる泣きのメロが売り。

ギタリスト以外は全員女性の4人組バンドのデビュー作。ガレージ／パンク／ロックンロールで曲はシンプルだが、英語で歌うキュート&ビッチなイメージのヴォーカルを中心にやや考えすぎの印象もある。どのパートももう少し針が振り切れるとベターかも。