2004年11月発売
KICK THE CAN CREW活動中の2003年にほぼ完成していたという本作。音数を極限まで減らしたうえで、お祭りビート、レゲエ、ポップス的なアプローチなど、カラフルな音作りはコロンブスの卵的見事さ。ラップのスキルは折り紙付き、驚異の新人だ。★
千葉出身の男性5人組バンドのデビュー・シングル。爽やかな歌詞とポップなメロディ、カワイイ系のツイン・ヴォーカル、そしていかにも優等生然とした、毒の無いルックスのメンバーたち。完璧に見えるその中からは、なぜか確信犯的な匂いがプンプンする。
80〜90年代に活躍したアイドルたちのクリスマス・ソングばかりを集めたコンピレーション・アルバム。松田聖子、菊地桃子、斉藤由貴、南野陽子ほか、レーベルの枠を越えた夢の企画盤だ。
60年代以降、10年単位でのヒット曲集として、すでに50タイトル以上がリリースされているシリーズの70年代総集編。この時代を生きたヒトなら興味の有無を超えて、収録の36曲はすべて知っているはず。ようやく日本でも音楽が財産になってきたのか。
ティンバランド&マグーの3作((1)〜(5)2003年、(6)〜(9)2001年、(10)〜(13)97年)とティンバのソロ1枚((14)〜(18)98年)からのベスト。ほぼ年代逆行の収録順だが、さまざまなビートやSEを含む音色が組み込まれたティンバの世界の変遷を、大勢のゲストとの共演で聴ける。
“青春”という言葉の響きから、汗の匂いや翳りが失せていった90年代。だか徳永英明、米米CLUB、小室ファミリー、浜崎あゆみ……へと連なっていく歌の世界で振り返ってみると、十分に青春の風景が見えてくる。懐かくもあり今も感じさせる好企画盤。
すでに大ヒットしたアルバムからのシングル・カットだけに、目玉はむしろアコースティック編成でライヴ収録された(2)(3)のほうだろう。観客のリアクションから、歌詞のどのあたりに反応しているのか、うかがえるのもおもしろい。ヴォーカルもけなげです。
ミニ・アルバム『ザ・ベニーケー・ショウ』、シングル「サンライズ」に続いてフル・アルバムが登場。グルーヴ感あるバック・トラックとCICOの軽快なラップが心地好い。バラードも秀逸。
3ピース・ロック・バンド、FOOT STAMPの2ndアルバム。開放感のあるバンド・サウンド、叙情性を持った詩の世界など、彼らの成長が著しく感じられる作品。シングル「孤独を突き抜けて」ほか収録。