2004年1月発売
ブラームス:ドイツ・レクイエムブラームス:ドイツ・レクイエム
バレンボイムの「ドイツ・レクイエム」は鎮魂歌でありながら、過剰な沈痛さや威圧感とは無縁である。全編を慈しむような温かい響きで包み込むことで、神の救いを暗示し、死者の魂を慰めようとするかのようだ。独唱&合唱の柔らかな声が肺腑に沁みてくる。
ホセ・カレーラス、トスティに捧ぐホセ・カレーラス、トスティに捧ぐ
1996年4月13日のムジークフェラインにおける作曲家生誕150年記念演奏会は満員の聴衆が熱狂する忘れ難い一夜だった。ホールの美しい響きをとらえた録音は会場の雰囲気をよく伝えている。トスティをこんなにも真摯に情熱的に歌うテノールはほかにいないだろう。
歌に生き、恋に生き〜プッチーニ:愛のアリア集歌に生き、恋に生き〜プッチーニ:愛のアリア集
キリ・テ・カナワのクリーミーな声が最も似合うのは、プッチーニのオペラのヒロインではないだろうか。そんな彼女の円熟の歌唱が十八番のレパートリーで堪能できる。プッチーニの珍しいピアノ伴奏の歌曲が収められているのもうれしい。
ヒーリング・コーラス〜祈りの合唱名曲選ヒーリング・コーラス〜祈りの合唱名曲選
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / ジョーン・ロジャーズ / ニコラウス・アーノンクール / パメラ・コバーン / ヨーロッパ室内管弦楽団掛け値なしに世界屈指の実力を持つ、アーノルト・シェーンベルク合唱団を手軽に(!)味わえるよう編集されたコンピ盤。すべてアーノンクールとの共演音源で、ア・カペラや現代作品は収録されていない。タイトルどおり、安定したハーモニーに癒されたい人向け。
マイケル・ブーブレマイケル・ブーブレ
フランク・シナトラやハリー・コニックJr.を彷彿とさせる甘い歌声に、チェット・ベイカーを思わせるルックス。次代のスター、マイケル・ブーブレがデヴィッド・フォスターのプロデュースでデビュー。