2004年5月発売
さだまさしの11のヒット曲をジョニー・ロッシュが英語でカヴァー。さだの繊細なヴォーカルと異なり、ジョニーはしわがれ声で酒場でギターをかき鳴らしながら歌っているようだ。カントリー風の「関白宣言」が秀逸。優れたメロディは雰囲気がガラっと変わっても楽しめる良い見本。
フィンランドのパワー・メタル・バンドの新星として注目を浴びた彼らのセカンド作。キーボードを配した層の厚いサウンドと哀愁のメロディがマッチングした内容で、前作以上のクオリティを誇る。ジャーマン・メタル・マニアも一聴の価値あり。
2003年、欧州や南米で絶大な人気を誇るメタル・バンド、ストラトヴァリウスから電撃脱退したフィンランド人シンガーのソロ・プロジェクト第2弾。メロディアスな王道パワー・メタル・サウンドは、きっとファンの期待通りだろうが、正直意外性には欠ける。
LA出身の“シンフォニック・ロックの女王”による2枚組ライヴ・コンピレーション作。過去の来日公演やプロモーション来日時のミニ・ライヴなどの音源で構成されており、往年のプログレとハード／メタル・サウンドを融合させた代表曲&カヴァーを満載。
マリリン・マンソンとレザーフェイスの連合軍みたいなルックスのわりに、サウンド・プロダクションは実にすっきり。変態ギターをちりばめつつも、全体的には爽快な印象すらある。さすがはリック・ルービン・プロデュース。売れるのも納得。
激烈ヘヴィ・ロック覆面集団のサード『VOL.3：(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)』からの第1弾シングル。アルバム未収録曲にライヴ・テイクをカップリングし、さらに日本盤のみPVをボーナス収録。押しの強い剛直グルーヴとリズミックな攻撃性が何とも言えず痛快だ。
2003年解散したザ・プロミス・リングの中心メンバー二人と、ディスメンバメント・プランのベースによって結成された新バンドのデビュー作。憂いを帯びた優しく繊細なメロディと歌声、透明感あふれるアコースティカルなサウンドは、米版ネオアコと呼びたくなる青春度数の高さと爽やかさが魅力だ。
テレビ東京系アニメ『マリア様がみてる』のテーマ曲を手がけたALI PROJECTの片倉三起也のミニ・アルバム。プライベート作『Lento』の楽曲と『土曜ワイド劇場』テーマ曲などを収録。
女性ヴォーカリスト、たなかりかのデビュー・アルバムはフレッシュながら貫禄のある歌いっぷり。ほぼスタンダードで構成されてはいるが、バックの演奏がオルガン&ギターのトリオ・バンドだけあってか、全体的に70年代風のファンキーでタイトな印象だ。
