2004年5月発売
ドイツ伝統の響きシリーズ3::ヘルベルト・ケーゲルの芸術 ノーノ:力と光の波のように/墓碑銘第1曲、第3曲ドイツ伝統の響きシリーズ3::ヘルベルト・ケーゲルの芸術 ノーノ:力と光の波のように/墓碑銘第1曲、第3曲
制作・出演
ウルズラ・ラインハルト=キス / ジュゼッペ・ラ・リカータ / フリオ・ウアシ / ヘルベルト・ケーゲル / ホルスト・ノイマン / ライプツィヒ放送交響楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / ルイジ・ノーノ / ロスヴィータ・トレクスラー / ヴェルナー・ハーゼロイともすれば希薄な音を用いた作曲家というイメージを持っている人もいるであろうノーノが、峻烈な音を駆使していた時代の作品を収録。激しさとリリシズムが同居した「墓碑銘」や、パワーに満ちた「力と光の波のように」を、ケーゲルがドライにさばいている。
ドイツ伝統の響きシリーズ6::クルト・ザンデルリンクの芸術 ショスタコーヴィチ:交響曲第15番ドイツ伝統の響きシリーズ6::クルト・ザンデルリンクの芸術 ショスタコーヴィチ:交響曲第15番
評価が高まった最晩年の録音がほとんどないザンデルリンクだけに、ベルリンso時代の演奏が最良の状態でリマスターされるのは嬉しい。じつに手堅く、本質を真っ直ぐに見据えた演奏。ソ連、東ドイツを生き抜いた筋金入りの音楽家の生き様を見る想いがする。
ドイツ伝統の響きシリーズ7::カール・ズスケの芸術 バッハ:ヴァイオリン協奏曲集ドイツ伝統の響きシリーズ7::カール・ズスケの芸術 バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
落ち着いたテンポ。魅せるというよりは噛んで含めるような音楽の運び。肩肘張らぬ端正にして折り目正しいバッハである。速い楽章などいささか刹那的快感に不足する感はあるが、妙に気負わないしっとりと滑らかなウタの息づかいが時とともにしくり沁みてくる。
ドイツ伝統の響きシリーズ10::ペーター・ダムの芸術 シューマン、シューベルト室内楽曲・歌曲集ドイツ伝統の響きシリーズ10::ペーター・ダムの芸術 シューマン、シューベルト室内楽曲・歌曲集
タイトルに“ペーター・ダムの芸術”とあるので、てっきりダムのホルンをたっぷり聴かせるアルバムかと思ったが、これはむしろシューマンの管や弦によるプチ室内楽を集めた一枚。しかしながら、ほとんど声楽のようなダムのソロはやはり聴きものだ。
ASTROMANTICASTROMANTIC
VERBALと☆TAKUの二人組として復活して以降の集大成アルバム。全曲ゲスト参加の豪華版で、バンドごと参加のDragon Ash、坂本龍一、野宮真貴&クレイジーケンバンドなど、人選の妙が冴える。R&Bから派生したハイクオリティ・ポップス集。