2004年6月発売
KEN LLOYD(vo)とINORAN(b)によるFAKE?のサード・アルバム。キャリアを上手く昇華している二人だが、楽曲構築の巧みさは本作でもずば抜けている。既存のロックのフォーマットのよさを認識しつつ新たな次元へと踏み込んでいく。音空間の広がりがいい。★
勢いがあり、ときには挑みかかってくるような激しい情熱も露わにするが、決して金切り声をあげず、妙に深刻ぶったりもしない。歌心にもあふれているが、大家のように悠然と構える姿勢も感じさせるし、この人、案外な大物かもしれない。この次は何が出るのだろうか?
1972年生まれのボラーニは、伊ジャズ界を代表する期待の若手ピアニスト。ヴィーナスからの通算4枚目にあたる本作は、第1弾『ヴォラーレ』の続編というべき、祖国のクラシック&ポピュラーの名曲集。さらにチェット・ベイカー風の渋いヴォーカルも、全編で披露している。
ブラジル産メタル・バンドのフルレングス・デビュー・アルバム。メロディックでドラマティックなそのサウンドは、ヨーロッパのパワー・メタル・バンドからの影響が顕著ながら、勇壮なる叙情味を乗せた抜群の疾走感は、同系バンドの中でも随一と言えよう。
ボサ・ノヴァのメロディを取り入れながらもパンキッシュなサウンドで、本国ブラジルで大ヒットとなったミクスチャー系バンドのアルバム。アンダーグラウンドな雰囲気あふれる不思議な作品だ。
イルマ・レーベルの人気ファンク集団、ジェスト・ファンクのユニットであるスタト・ブラドのリミックス・アルバム。イルマ周辺のリミキサーたちによる、ボローニャ系サウンドを存分に楽しめる。
ポップな輝きに満ちた楽曲が魅力の3ピース・バンド、アナログフィッシュ。本盤は、インディーズ時代にリリースした2作品『世界は幻』『日曜日の夜みたいだ』をリマスタリング収録した初期の集大成。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / クリスティーネ・シェーファー / クルト・シュトライト / ジェラルド・フィンリー / ニコラウス・アーノンクール / ベルナルダ・フィンク / モーツァルト博多出身の3ピース・ユニット“THE LOVE”のベスト・アルバム。ロング・セールスを記録したシングル「再会」を含む本作には、(ユニット名が示す通り)愛をテーマにした楽曲が並んでいる。思わず心がホッとするような素朴な音作りも、彼らの魅力だろう。