2005年12月21日発売
81年発表の3rdアルバム。ライヴ・パフォーマンスを意識した音作りとなり、ギターのスティーヴ・ルカサーを大きくフィーチャー。全編プログレッシヴ&ハードな仕上がりとなっている。
82年度グラミー賞で7部門受賞という快挙を成し遂げたTOTOの大ヒット作。スタジオ・ミュージシャンとしてもポップス・シーンを牽引した、メンバーたちのパワフルな演奏が圧巻。
このコンビでの初めての古典作品だそうだ。ヴァイオリンが添え物でなく、対等に歌う二重奏という形式を突きつめた、モーツァルトの革新性を前面に出した演奏だ。楽器はピリオド楽器だが、その演奏は嬉しいことに、相変わらず自由闊達で即興性に富み刺激的だ。★
1975年生まれの、フランスのピアニスト、ティベルギアンによるモダン・ピアノによるバッハ。モダン・ピアノならではの響きと奏法で、ピリオド楽器演奏とは違った、バッハの新たな魅力を掘り起こしている。
映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータによる、1954年のイタリア映画の名作『道』と、63年のヴィスコンティ監督の傑作『山猫』の映画音楽を基にした組曲。後期ロマン派音楽そのものの、甘美なメロディが心地好い。
フランスのピアニスト・ブラレイの、彼としてはちょっと珍しいガーシュウィン。独奏曲はほぼ全部収めていて、「ラプソディ・イン・ブルー」と「パリのアメリカ人」は独奏版。繊細でお洒落なガーシュウィンだ。
プロデューサー、DJ等で活躍するジェラルド・フリジーナの、イタリアのスケーマ・レーベルからリリースされたクラブ・ラテン・ジャズ・アルバム。グルーヴ感あふれるフロア仕様のサウンドが堪能できる。
2003年に発表された2ndアルバム。アコースティックなジャズ・サウンドとクラブ・ジャズが融合したサウンドで、長らく国内盤発売が待たれていた名盤だ。ラウンジ・テイストあふれるグルーヴが楽しめる。
ストリート・ミュージックの味をキッチリと残しているところが、コブクロの人気の秘密。といっても、洗練されたテクニックがあればこそヒット曲を連発できるわけで、そのあたりの感性の鋭さと引き出しの多さが本作からもシッカリ伝わる。
1stに続いてグリン・ジョンズがプロデュースを務めた73年発表の2nd。ウエスト・コースト・ロックにしては珍しいトータル・アルバムで、実在した強盗団一味を題材にしたコンセプチュアルな楽曲が並ぶ。
大半の楽曲をビル・シムジクがプロデュースしたLA録音による3rdアルバム。今作制作の途中、5人目のメンバーとして加入したドン・フェルダーが、ロック色の強いギター・プレイでサウンドに躍動感を与えている。
ソウル〜ディスコ風のアレンジを取り入れた表題曲が全米1位を獲得するなど、計3曲の大ヒット・シングルを生み、アルバムとしても初の全米1位を獲得した4作目。重厚なサウンド・アプローチが強化された実り多い1枚。