2005年2月23日発売
68年以来40年近くチェコ・フィルを率いてきたノイマンの、没後10年を記念してのシリーズ。ベートーヴェンの第7番は、日本初出音源。得意のドヴォルザークは、2度目のデジタル録音のもの。
ピアノのバッキングによるバラード(1)は、美しいメロディに乗せた美しいヴォーカル&コーラスが心を潤わせる。キャノンのCMでおなじみの(3)を含め、2000年に結成された男性二人ユニットのメジャー・デビュー・シングルは、珠玉のラブ・ソング詰め合わせといえる。
フランスの人気バンドの3作目。ダンス・ミュージックへの傾倒をヒップホップの角度から深めた視点はなかなか現代的。もはやギター・ポップというイメージはなくなり、フェニックスやアヴァランチーズなどとの共振をよりいっそう感じるようになった。
キラキラ輝く、青春満開のロマンティック・ポップ・サウンドに、ファルセットをまじえた甘い声のヴォーカルが乗る。幼く可愛らしい恋愛模様だが、作った感じがないので嫌味じゃない。日本のフォーク、ニューミュージックに連なる親しみやすい旋律がポイント。
アニメ・タイアップやオリジナル・アルバムからのベスト・セレクションに新録2曲を加えたベスト・アルバム。この10年間、シャウト・ナンバーだけでなくバラードを通しても、柿島が常に前向きのメッセージを発信し続けてきたことがわかる。
イギリスはニューキャッスル出身のガールズ・グループ、サイレンズのデビュー・アルバム。オール・セインツやミスティークらに続く、イギリスからのアクトとして大注目。メンバーもほとんどの曲作りに参加している。
チェロの音色ってほんとに素敵だ……そう感じる人には絶好のプログラム。チェロを練習する人ならいつか弾きたいと憧れる曲ばかり。水谷川優子の演奏はとても素直で、伸びやかだ。まるでチェロの響きに身をまかせているかのようで快い。癒し系のアルバム。
アメリカを代表する作詞・作曲家ポーターのヒット曲をスウィング系ミュージシャンやシンガーが取り上げたコンピレーション。大半が同時代の人たちによるパフォーマンスだけに味わいも深い。興味深いのはそれらがいまもまったく古さを感じさせないことだ。