2005年3月2日発売
インターナショナル エアポート サウンドファイル ラウンジフライトインターナショナル エアポート サウンドファイル ラウンジフライト
コンピ盤と思えばさにあらず、高レベルのヴォーカリスト4人を看板にした音楽集団によるオリジナル作品。“心地よさ”を至上目標としたかのようなハイ・センスな音と、空港や機内のアナウンス音源との組み合わせが、懐かしい深夜ラジオ風の楽しさを運んでくれる。
蓮花蓮花
海老名香葉子と谷村新司の作詩で、谷村の作曲。昭和20年3月の東京大空襲の体験者である海老名の、心の底から戦争のない世界を求める思いが心をうつ。淡々とした言葉の裏に潜む怨念すらも、林明日香は気負いもてらいもなく唄声に込めている。
ビオトープビオトープ
独特の美学を感じるトリオによる充実のフル・アルバム。エモーショナルなヴォーカルやサウンドに好き嫌いが出そうだが、シングル「アンサー」をはじめ、メロディの質も含め楽曲のレベルは高い。欲を言えば、歌詞にもっと非凡なフレーズが欲しい。
反逆者のすべて。 c/w 狂熱のロックンロール反逆者のすべて。 c/w 狂熱のロックンロール
85年夏に結成されたパンク・バンドの20周年記念シングル。タイトル曲ほか新録2曲とライヴ・テイク2曲を収めたもので、徹底してストレートかつシンプルなスタイルがかえって新鮮だ。
ビットデイズ2ビットデイズ2
NHK教育テレビ『天才ビットくん』の番組内で結成されたキッズ・バンドの解散記念アルバム。屈託のない歌と演奏に80年代のブリティッシュ・ポップ通もうならせる隠し味を加えたのは、仕掛人のビットール・オカダこと、ムーンライダーズの岡田徹だった。
ザ・フューチャリストザ・フューチャリスト
驚きました。俳優として、また素行の悪さでも有名なこの人が、ここまでマジメに音楽できるとは。歌声良し、ピアノ良しで、どこかビリー・ジョエルみたい。ジョン・アンダーソンを迎えてのイエスのカヴァーや、ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの参加も。