2005年3月23日発売
豪勢なオケの響きである(特に金管)。ライナー唯一の「新世界」だが、シカゴ響の持つ力量をこれでもかと投入し、パワフルで重厚な彼ならではの音楽に仕上げているところは見事だ。第2楽章は思ったより淡々とした印象。聴きものは終楽章で、痛快この上ない。
このコンビによるベストの一枚。独特のシンコペーションで自在にスウィングするオケに、アール・ワイルドの唯一無二のピアニズムが加える独特の色合い。音質的にも、今回のSA-CDハイブリッドのリマスタリング中で最高の出来栄えの一枚と言えよう。
これは必携。現代作曲家としても著名なモートン・グールドが自ら率いた超絶吹奏楽団を指揮しての伝説的な名盤である。スーザはもとより、自作も含む著名な全27曲を収録した贅沢なアルバムだ。SA-CD化による臨場感あふれる音質の醍醐味は圧巻。
14作目となるオリジナル・アルバム。失恋の心の傷が大きくならないように、微妙に距離をおいた淡い関係、そんな恋愛を想像させる乙女の思いが、乾いた情感のように感じられる。そのヴォーカルが徐々にキーの低いユーミンのように思えてくるから不思議。
元聖飢魔IIのルーク篁(g,vo)と雷電湯澤(ds)、MASAKI(b/アニメタル他)によるユニットのサード・アルバム。切なくなるようなキャッチーなメロディが満載されたハード・ロックが展開されており、安定した迫力満点の演奏力も聴きどころだ。
2001年に大阪で結成されたメロディアス・ロック・バンドの2ndアルバム。卓越したテクニックと、ドラマティックな哀愁メロディ満載のハード・ロックが聴ける。ジャケットは天野善孝による描き下ろしだ。
技巧派ギタリスト、Syuが在籍することでも知られるメロディック・スピード・メタル・バンド、ガルネリウスの通算2作目。前作以上にテクニカルなギター・プレイやソロを詰め込み、なおかつほかのパートもアグレッシヴに攻めてくる。充実のメタル作品。