2005年7月21日発売
レコード会社移籍をはさんで、約2年ぶりのリリースとなる4作目のフル・アルバム。朝本浩文、鈴木正人、山本タカシ、Sun An をプロデューサーに迎え、サウンドと自らの歌声でリスナーに新たな風景を、新たな刺激を与えようとする意欲的な仕上がりに。
人気レーベル、トミー・ボーイ・シルヴァーの音源をフィーチャーしたNYハード・ハウスのコンピレーション・アルバム。ミックスは海外でも活躍するハウス・クリエーター、TORU S.が担当している。
夏のイメージにピッタリとマッチングしたスムーズ&クールなR&Bナンバー。日常にはびこる閉塞感から一歩踏み出し、享楽的な一瞬(つまりパーティ)を過ごしたいといった誰にでもある心の欲求と欲望の1ページを軽快なサウンドともに上手く切り取っている。
6人からなる爆音ジャズ・バンド、SOIL&“PIMP”SESSIONSの2ndミニ・アルバム。爆裂するサウンドにキャッチーなサビが映える全6曲。前作からさらにクォリティを高めた、充実作。
松竹梅、三部作の2作目。バンド名がイメージさせるような荒々しさはなく、むしろソフトで多少甘さも感じさせるようなライトなロック。夏向きかも。歌詞はどこかとっぽさもあったりして、いい意味でちょっとひねくれたようなところもあり。
同時発売のアルバム『命どぅ宝〜沖縄の心 平和への祈り』からのシングル・カット。宮沢和史(「島唄」の作者)の「白百合の花が咲く頃」と、「我した村」を、沖縄出身のテノール歌手・新垣勉が郷里への愛と平和への祈りを込めて、情感豊かに歌い上げている。
つくづく、歌手とは“依代(よりしろ)”なのだ。歌の背後にある(あるいは、実はない)さまざまなものが彼の歌唱から浮かび上がってくる瞬間を、どう録音という手段ですくい取るか。その試行錯誤が生んだ、驚くべき密度と、いくつもの得難い瞬間。(1)(3)(11)はスペシャル級。★
ジャンゴ・ラインハルトに影響を受けたギタリストとジャズ畑でドラマーとして活躍するパーカッショニストのユニークなデュオ。ジェーン・モンハイトら個性派ヴォーカリストをゲストに迎え、ジャズ、ラテン、クラシックの名曲を、ご機嫌なジプシー・スウィングに仕上げる。
世界的にも評価の高いジョン・フィールドのノクターン全集では、その深い叙情性を聴かせてくれた彼女。このグリーグでも同様に詩情あふれる繊細な彼女の魅力が堪能できる。透明感がありながら色彩感豊かなタッチは絶品。ピアノ好きには好適のアルバムだ。
制作・出演
エディ・パルミェーリ / オラシオ“エル・ネグロ"エルナンデス / コンラッド・ハーウィッグ / ジョン・ベニテス / ジョヴァンニ・イダルゴ / ダグ・ビーヴァーズ / ドナルド・ハリソン / ブライアン・リンチハード・バップ時代にデビューしたエディの50周年記念盤。ゲスト陣の豪華さに目を奪われてしまう。ドラム+コンガ=ジャズ・ラテンというエディの言葉を借りれば、本作は十分過ぎるほどジャズ。ソリストの質もきわめて高い。なかではレジーナ・カーターが光る。
ブラック・サバスのトニー・アイオミ(g)が元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ(b,vo)と組んだプロジェクト作。二人の共演はこれで三度目となるが、決して時代性に流されないそれぞれの個性を活かした自然体のハード/ヘヴィ・ロックが楽しめる。
80年代より活動するオルタナ・バンドの、5年ぶりのアルバム。ハードコア、ヘヴィ・メタルを昇華してのオールド・スタイルなハード・ロックには、ベテランらしい深みが感じられ、スタイルとしてのストーナー・ロックとは似て非なるスリリングさに満ちあふれている。
ソロバンを手にしたユニークなスタイルで一世を風靡したコメディアン、トニー谷。本盤は、87年に厚家羅漢(大瀧詠一)がプロデュースした追悼盤の復刻。これぞ元祖リズム歌謡だ!
カナダのヘヴィネス・バンド、パーフェクト・マーダーの日本デビュー盤。80年代スラッシュからの影響を強く感じさせるリフやギター・ソロに、元パンテラのフィル・アンセルモを思わせる感情的なヴォーカルが絡む。生々しい怒りが聴き手のテンションも高める。