2005年7月発売
カナダ・バーリントン出身のボーイズ・ナイト・アウトの2作目。ジャンル的にはエモ、スクリーモに属するバンドではあるが、陰鬱な感情をハードコア、オルタナ、プログレ、ニューウェイヴなどを昇華したサウンドに投げ出し、変幻自在な音楽性を築き上げている。
87年生まれで、ローティーン・ファッション誌『ピチレモン』のトップ・モデルのデビュー作。(1)(2)とも風を感じさせる爽快なポップスを、マイラバAKKOの明るさと鈴木亜美の甘酸っぱさが共存した声で歌うのが可愛い。両曲とも本人が作詞、HΛLがプロデュース。
長年アメリカをベースに活動を続ける彼女。本作は先行して発売された2枚のベスト盤(83〜99年の作品集)の続編的性格で、99年〜2001年リリースのインディ作品からのセレクション。スティーヴ・ルカサーらを迎えた自然体のフィメール・ポップスが満載だ。
音楽活動ももう20年以上となり、2005年4月に出た2枚のベスト・アルバムも好セールスとか。19枚目となる本作でもその当時とまったく同じヴォーカルを聴かせてくれる。曲数は7曲と少ないが、曲はどれもクオリティが高く、新旧のファンの期待を裏切らない出来。
4人のインストゥルメンタル・プレイヤーによるグループ、new age septembersの1stフル・アルバム。ヴォーカルレスなのに歌心あふれる美しいメロディに魅せられること必至だ。
タンゴやミュゼットで親しんだアコーディオンの響きとはどこか違った音色。それが聴こえてくるのが桑山の紡ぎ出す世界の特徴だ。ベルギー配列のボタン・アコーディオンをパートナーに弾きこなす、どんなナンバーにも感じられる鮮やかなまでの明るさがいい。
「小樽のひとよ」をはじめ、三条正人がリード・ヴォーカルをとっている全盛期の鶴岡雅義と東京ロマンチカだ。レキント・ギターをムード歌謡に溶け込ませた鶴岡雅義のさり気なさが絶妙。鶴岡のギターによる「ラ・マラゲーニャ」「エストレリータ」も収録。