2005年8月24日発売
インブレイス・ザ・サイレンスインブレイス・ザ・サイレンス
オーストラリアの5人組メロディック・メタル・バンドの本邦デビュー作(通算3枚目)。多彩な楽曲スタイルにも散漫さを感じさせることなく、この手のバンドにありがちなハイ・トーン系でないヴォーカリストのマイルドな声質は、同系バンドと一線を画す強力な個性になっている。
エニグマティック:コーリングエニグマティック:コーリング
ノルウェー出身のプログレッシヴ・ヘヴィ・メタル・バンドの3作目。ドラマティックな曲展開と、キャッチーでメロディアスなヴォーカル・ラインが実に印象的で、緻密でかつスケールの大きな楽曲はどれも抜群の完成度の高さを誇っている。
ザ・バトルザ・バトル
シンフォニーXのラッセル・アレンとマスタープランなどで活躍のヨルン・ランデという実力派シンガー揃い踏みのプロジェクト。歯切れの良いメロディアス・ハード・ロックのエキスを注ぎ込んだ、そのヴォーカル同様、実に手堅い作品にこしらえ上げたマニア涙の逸品。
ガッター・フェノメノンガッター・フェノメノン
ニューヨークはバッファローで98年に結成された5人組のアルバム。ハードコアとスラッシュ・メタルとを合体させて強烈なスクリーム・ヴォーカルで引っぱり上げていくような爆裂サウンド。ヘヴィというほど重くなくむしろ疾走感の方が印象に残る。
パラドールパラドール
80年代以降、インディ系パワー・ポップ揺籃の地となっている米ミネアポリスから、カルトな才人がまた一人。ややもっちゃりした歌声含め、ルーファス・ウェインライトから倒錯性を抜いたような作風だ。2005年4月に日本発売された『シー』に続くセカンド。