2005年9月21日発売
2005年1月の台湾公演を中心に、アメリカ・上海・シンガポールなどで行なわれたワールド・ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。CD化されていない「花」も収録し、台湾カリスマ・バンドの魅力を凝縮する。
発売元
株式会社ポニーキャニオン黒人メインストリーマーの王道をゆくチェスナットのピアノという観点から言うと、(2)(4)(9)が本命曲となる。レイ・ブライアント直系ともいっていいグルーヴとリリカルなフレーズを特徴としてきた彼の真骨頂はやはり(9)。ムラーツも十分にグルーヴィだ。
2004年に活動の拠点をニューヨークから日本に移した井上。これは初の日本録音盤。石井彰(p)、小山太郎(ds)を伴ったトリオで、エヴァンスの「インタープレイ」、ザヴィヌルの「バードランド」など、おもに有名曲を演奏している。ケレンのない骨太の演奏が素晴らしい。
作詞作曲も手がける女性ヴォーカリストを中心とする4人組のフル・アルバム。曲調やサウンド・コンセプトは60年代ブリティッシュ・ビートの影響が強いけれど、最終的に印象に残るのはやっぱりRINKOの歌だ。アナログLPを模した作りも気が利いている。
沖縄で長く歌い継がれてきた“わらべうた”を集めた一枚。よなは徹(三線・笛・島太鼓)とピアノの玉栄正昭(ネーネーズで知られる「IKAWU」の作者)が脇を固め、女性シンガー三人の伸びやかな歌声がフィーチャーされる。丁寧な歌詞カードもうれしい。
サントラ盤『フレディVSジェイソン』(2003年)を機に注目を集めた、ニュージャージー出身のハードコアな6人組の3作目。ヘヴィネスさとラテン色を合わせたスタイルが特徴で、ドラマーのほかにパーカッショニストを加えた編成が弾力的なサウンドを生む。
ジャケット裏面にある腐乱死体の写真に象徴される“現状”を、メタリックなハードコア・サウンドで世に問うている。純度100%の怒りや嘆きが凝縮した全14曲。身の回りから世界情勢まで我々が、タイトロープの上で暮らしていることを再認識させてくれる一枚だ。
メタリックな激烈音楽への傾斜を強めるなかで発表されたマキシ。リード・トラックは激情の迸りをそのまま形にしたかの3分足らずの力押し激烈チューンで、バンドの今をストレートに表明している。ライヴ・ヴァージョン3曲と併せて彼らなりの骨のあるダークな美学を描く。