2005年9月7日発売
せつなさを引き立て合う深いサウンドと言葉でじっくり聴かせてくれるスローの(1)は、TX系『JAPAN COUNTDOWN』2005年9月度オープニング・テーマ。さらに独自の世界観を両極で映し出したような(2)と(3)を含め、そのアクの強さにまたしても圧倒される。
東芝EMI在籍時のシングル12曲を中心としたベスト盤。大ヒット・ナンバーはもとより、カヴァー曲でも聴ける彼女の圧倒的な個性と独特の世界観は、あらためて確固たるものだと痛感させられる。
『()』以来、約3年ぶりとなる2005年発表の4thアルバム。全体的にヘヴィだった前作に比べ「楽しめるもの」を意識して制作。無機質なサウンドの中にある独特の温もりは健在。EMI移籍後第1弾アルバム。
早いもので千住真理子もデビューから30年が経つ。ヴァイオリン協奏曲の“原点”ともいうべきバッハの3作品を選曲したのは、彼女の“新生”の出発点をほのめかすようだ。演奏からは豊艶ともいえる歌わせ方の熟成と“意気込み”が十全に伝わってくる。
60年代後半のサンフランシスコ・シーンを代表するグループの2作目(69年発表)。ジョン・シポリナの独特のギターが炸裂する大作「愛の組曲」など、当時のサイケデリックな雰囲気がムンムンするライヴ感覚溢れる演奏。彼らの個性を確立した初期の名作だ。
全世界で200万枚を売り上げたベスト盤。夏の定番というイメージが強いが、彼らの名曲は単なるサーフ・ミュージックでは片付けられない深さがあることを実感できる。著名な邦人アーティストのコメント付き。
話題の映画『NANA』でレイラ役を演じた女性ヴォーカリストのデビュー作。劇中のクライマックスで歌い上げられる壮大なバラード(1)、挿入歌となる華やかな(2)と、滑らかな中に繊細なフェイクをきかせる、その巧みなヴォーカルを堪能させてくれる。