2006年11月8日発売
ロストロポーヴィチによる、ワシントン・ナショナル響音楽監督時代の録音。このショスタコーヴィチは、ロストロポーヴィチ独特の濃厚な表情を持ち、ダイナミックに彼の内面の激情が奔流する感動的な演奏といえる。
小澤征爾がベルリン・フィルとデジタル録音した、チャイコフスキーの交響曲第5番と大序曲「1812年」を収録。小澤が最も得意とするチャイコフスキーの名演が楽しめる。
バーンスタイン2度目の全曲録音から、標題付きの人気曲2曲をカップリングしたアルバム。円熟期のバーンスタインによる深々とした表現が、シューマンのロマンティシズムを十全に表現し尽くしている。
サックス・プレイヤー、藤田一樹がクラブ系のミュージシャンと組みサックスの可能性を追求する作品も本作で3作目。よりアグレッシヴによりフロウになったサウンドとプレイは新鮮な融合をもったワールド・クラスといった出来で、とにかくカッコイイの一言である。
これぞ正統派のポップ・ロックといえる、Swamp Delta Rockcafe'の7枚目となる渾身のシングル。前作を受け継いだ、ストレートな歌詞とメロディが魅力の“直球勝負”の作品だ。
ご存じキッスのフロントマンの、なんと28年ぶりのソロ第2作。歌声もマテリアルもとても力強い。何よりもブレがない。自分のやっている音楽に確信を持っている証拠だ。こういうベテランが元気なのは、本当にうれしくなる。実にいいアルバム・タイトルだぜ。
制作・出演
クリストフ・ルーティ / グラディス・ナイト / ジェフ・ハミルトン / ジョン・クレイトン / ジョー・サンプル / タミール・ヘンデルマン / ラッセル・マローン / ロイ・ハーグローヴベテラン女性R&B歌手のジャズ・スタンダード集。トミー・リピューマとフィル・ラモーンの制作にゆかりなく、ビッグバンド演奏ほか編曲もいろいろ。(3)(5)の彼女らしさに頷くとともに、驚くほどさまざまな彼女の表情に出会える楽しみがある。絶品の歌唱力にあらためて思うことしきり。
90年代から輸入盤が話題になっていた歌手。ついに日本盤登場。1959年シカゴ生まれ。これはテラーク第1作で、ブルースを基調にした選曲。スケールの大きい、ダイナミックな歌い方が特徴。スキャットも達者。アップ・テンポで畳みかける一方、バラードはしっとりと。
スタンダップ・コメディアン、デイヴ・シャペル主催の、伝説のブロック・パーティーのドキュメンタリー映画のサントラ盤。コモン、ザ・ルーツ、エリカ・バドゥほか、ヒップホップ職人たちが多数参加している。
制作・出演
アレックス・シピアジン / エイブラハム・バートン / エディ・ヘンダーソン / ケニー・デイヴィス / コンラッド・ハーウィッグ / シーマス・ブレイク / ミンガス・ビッグ・バンド / ロニー・キューバー2005年の大晦日、ブルーノート東京で繰り広げられたミンガスBBのライヴ。管楽器のアンサンブルと咆哮。タイトなリズムに一糸乱れぬアンサンブル。ミンガス他界後も、しっかりとその遺志を継承し続けるこのバンドらしい、スリリングな演奏の連続だ。