2006年5月24日発売
R.シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲/メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」R.シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲/メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
明快な旋律の中にフッと陰りを感じさせる繊細さは、R.シュトラウス最晩年の作品に共通する味わい。二人の管楽器がすばらしい。性格の異なる音色が巧みに絡み合って淡い色合いの変化を描き出す。「スコットランド」の透明感あふれる室内楽的な演奏も美しい。
ライヴ・イン・ラマラ ベートーヴェン:交響曲第5番≪運命≫/モーツァルト:協奏交響曲K297bライヴ・イン・ラマラ ベートーヴェン:交響曲第5番≪運命≫/モーツァルト:協奏交響曲K297b
民族紛争を克服しようと企画されたコンサートのライヴ。団員は若手だが、演奏は妙に祝祭的にならず、意外に地味である。「運命」は無難すぎる演奏だが、モーツァルトとアンコールのエルガーに若々しく新鮮な雰囲気が感じられる。
ニュース・アンド・トリビューツニュース・アンド・トリビューツ
ポスト・パンク・リヴァイヴァルのアイコン的存在のセカンド・アルバム。農場を改造したスタジオでレコーディングされるなど、さまざまなチャレンジがあったぶん、ソリッドな中にもねじれたポップ性を持つサウンドは“リヴァイヴァル”云々という形容を必要としなくなっている。
シーズ・ザ・ボスシーズ・ザ・ボス
シックのナイル・ロジャースとマテリアルのビル・ラズウェルをプロデューサーに迎えたミック・ジャガーのソロ・アルバム。彼らしいストレートなロックン・ロール・アルバムに仕上がっている。
プリミティヴ・クールプリミティヴ・クール
ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートらをプロデューサーに迎えて制作された2ndソロ・アルバム。ジェフ・ベックがリード・ギターを弾くなど、ソロならではのサウンドを聴かせる1987年作品。
ワンダーリング・スピリットワンダーリング・スピリット
1993年にリリースされたミック・ジャガーのソロ・アルバム。レニー・クラヴィッツなどの豪華なメンバーが参加し、70年代のローリング・ストーンズ・サウンドを感じさせるようなロック・アルバムに仕上がっている。
俺と仲間俺と仲間
ロン・ウッドの1stソロ・アルバム。キース・リチャーズ作曲による「いっしょにやろうぜ」や、キース本人が歌う「君のとっても大事なもの」など、ストーンズ・フリークなら無視できない作品が揃っている。