2007年10月発売
ドラム&ヴォーカルといえば、20世紀にはフライド・エッグ、愛奴、YMOなどが日本には存在したが、21世紀は彼らこそが本命かも。このメジャー・デビュー・アルバムの、強烈なグルーヴとオリジナリティあふれたアレンジでロックの凄みを見せ付ける。クールでありながら熱い!
ソウル史に残るファンキー・レディのBurgundy移籍第1弾。前作『クラシカーン』(2004年)ではジャズへのアプローチを試みたが、ここではソウルフルに揺さぶる彼女本来の形を見せる。自作曲に加え、ジョニ・ミッチェル、ジミヘンらの曲をカヴァーしている。
2003年の「素顔」から4年ぶり、グレン・バラードをプロデューサーに迎えた新作が完成。アルバム収録曲「シング」は、マドンナ、ピンク、シャキーラ、ファーギーなど女性アーティスト23人をコーラスとしてフィーチャーした注目曲です。
6人組ロック・バンド、仙台貨物の2007年10月発表のシングル。ハレンチな学園物語が展開されるスカ・ナンバーとハッピーで前向きな“芸”ソングという、彼ららしいパーティ・チューン2曲が収録されている。
2009年のツアー後の解散をミック・ハックネルが示唆し、グループとしてラスト作となる可能性大のアルバム(10作目)。スローからミディアム、アップまでミックのソウルフルなハスキー・ヴォイスを活かした楽曲が揃い、聴きごたえ十分。日本盤のみのボーナス曲にも満足。
テキサス出身の4人組、ロケット・クイーンのデビュー・アルバム。キャッチーなポップ・パンクを基本にしつつ、メロコア系や生ギターの弾き語りナンバーもあり、新人らしい爽やかさと同時に幅広い音楽性を有している。今後が楽しみなバンドといえる。
有賀啓雄プロデュースによる京都在住の三人組ユニットのメジャー・デビュー・シングル。優しくて温かみのあるコーラスを聴かせる「Live to sing」、鴨川を舞台にしたスタイリシュなラブ・ソング「朝が来るまでに」、アコースティックでノスタルジックな「望郷」と、いずれもその肌触りはナチュラルで心地よい。
国府弘子スペシャル・トリオが時に軽快に、時に情熱的にラテン気分を表現。テーマはスペイン。アルバム・デビュー20周年、一段と表現力に磨きがかかってきたようだ。いかにも楽しい「オラ!」、トリオ一丸で技術を見せつける「ミ・テソロ」、そして「スペイン」の意外性などなど……。力作と思う。★
冬編・夏編に続くセレクション・シリーズ第3弾。『グローブ・トロッティング』からの「ブルー・モスク」、『ブリッジ』からの「竹田の子守歌」など、秋に似合う情感豊かな曲が集められている。「レディ・ムーンライト」だけは新録音。これまた秋にふさわしい曲だ。