2007年10月発売
前作から約3年ぶりとなるZIGGYのオリジナル・アルバム。真骨頂とも呼べるポップでキャッチーなロックンロール・ナンバーをはじめ、レゲエやバラードなど、ヴァラエティに富んだ仕上がりだ。
ピアニストの信田かずおがアレンジした小編成のバンド・サウンドをバックに歌うジャズ・テイストのアルバム。ボサ・ノヴァとなった自身の代表曲「真夏の出来事」は声の存在感とメロディのよさをあらためて感じさせる。しっとりとした表現が光る「I'm In The Mood For Love(恋の気分で)」、快調にスウィングする「You Are The Sunshine Of My Life」などもいい。
ノルウェーのメロディック・メタル・バンド、サーカス・マキシマスの本邦デビュー盤。バンドにとっては通算2作目。メロディは利いているが、プログレの要素も満載。ドリーム・シアターに通じるドラマティック性を放ちながら高尚なメタルを作り上げる。
30年以上のキャリアを誇るウィッシュボーン・アッシュの発掘ライヴ・シリーズ。第3弾となる本作には、主に90年代のライヴ音源を3枚のディスクに収録。安定感のある演奏とともに数々の名曲が披露されている。
デビュー20周年を記念したシングル・コレクション。彼女の原点となる詩吟の師匠の父、源風をタイトルに冠し、デビュー曲から2007年発表の「淡墨桜」までを網羅。真摯な気持ちが伝わるピュアな歌唱が魅力的だ。詩吟やアマチュア時代の音源も収録している。
7枚目のシングルは、ゆったりとした8ビートにのせて、ほのぼのほんわか歌うラブ・ソング。つまずいたり転んだり泣いたり、うまく生きられない私の手を引いてくれた人。いつか別れはくるけれど、この時つながった手と心はずっと忘れないと、甘くせつない青春を描いている。
21枚目のシングル。サウンドも演奏力もキャリアも強固。まったく揺らぐところがない。こういうバンドはえてしてシングル曲の意味が不明瞭になりがちだが、彼らはポップということをわかっている。重厚な全体像の中で浮遊する、不協和音っぽいギターが印象的。
最も祝福された全集録音のシリーズ第11作、完結篇だ。現在の日本における演奏家とソフト制作両者の到達点が示された企画というべきもので、欧米の研究成果も凌駕するまでにディープな日本のベートーヴェン研究の実績を、広く世に問うものでもある。