2007年2月21日発売
田中希代子の芸術::田中希代子 ドビュッシー・リサイタル マルガマスク組曲/子供の領分 前奏曲第1巻、第2巻より田中希代子の芸術::田中希代子 ドビュッシー・リサイタル マルガマスク組曲/子供の領分 前奏曲第1巻、第2巻より
田中はピアノ演奏を断念せざるを得なくなった後も、後進の育成に多大な功績を残したが、それもピアニストとして有能であったからこそ。今聴いても颯爽とした感性と表現力には非凡さを痛感。思わず引き込まれるドビュッシー演奏など現代でも滅多に聴けまい。
ザ・ロアリング・オブ・ドリームスザ・ロアリング・オブ・ドリームス
ピュアなメロディアス・ロックを紡ぎ出し続ける彼らの3作目。疾走感に満ちたビートの上を張りのあるハイ・トーン・ヴォイスが飛び交う。その美しい旋律と多彩なアレンジこそ彼らの醍醐味。どの曲も往年の80'sロックのようにキャッチーな魅力にあふれている。
吾亦紅/ハートブレイク・ダンディー/Bar スターライト吾亦紅/ハートブレイク・ダンディー/Bar スターライト
作曲家として活躍する杉本眞人が、自身の亡くなった母親を想って制作したシングル。団塊の世代から絶大な支持を受け、ラジオや有線から火がつきヒットを記録。その深い歌詞をしみじみと味わいたい。
マーラー:交響曲第2番≪復活≫マーラー:交響曲第2番≪復活≫
シカゴ響との交響曲全集の一枚で、ショルティによる2度目の録音。マーラーが第2番に託したさまざまな思いや哲学はスパッと切り捨て、音符を唯一の足がかりとして純粋音響美を追究した、ショルティならではの名演だ。
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
純器楽交響曲シリーズの第1弾。第1楽章が葬送行進曲というユニークな作りだが、ショルティはそうした文学的な誘惑を避けている。冒頭のホルンから最後の1音まで、シカゴ響の演奏能力の高さに圧倒される作品。
ヘンデル:オラトリオ≪メサイア≫全曲ヘンデル:オラトリオ≪メサイア≫全曲
新古典主義のスタイル、つまりノイエ・ザハリヒカイト(新即物主義)の典型的な指揮者の一人であるショルティ。本作では、彼のバランス感覚や均整美への希求がうまく作用している。声楽陣ともども美しい演奏だ。