2007年4月発売
スタイン&マインスタイン&マイン
フランスの精鋭ピアニストによる待望の本邦デビュー盤。躍動感にあふれたフレッシュなタッチがジェイコブの持ち味で、それが冒頭から爆発する。2曲に参加するシンガーのサットンがいい味を出しているのも、このアルバムの魅力に繋がった。
悲しみトワイライト悲しみトワイライト
通算33作目のシングル。「悲しみトワイライト」は、恋の終焉に気づいてしまった女性を歌ったアップ・テンポの作品で、シャープなキャラを演じてきた吉澤ひとみの卒業作にふさわしい。「Hand made CITY」は、男性や子供の掛け声が賑やかなデジタル・ビート全開の作品。ハチャメチャ感が2001年頃のミニモニ。風。
内秘心書内秘心書
ONE OK ROCKの2007年4月発表のシングルは、中京テレビ全国ネット『いただきマッスル!』『スーパーチャンプル』5月エンディングテーマとなった。ドラムが正式にメンバーとして加わり、より強固になったバンド・サウンドに注目だ。
ショスタコーヴィチ:バレエ組曲第3番/チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 弦楽のためのセレナードショスタコーヴィチ:バレエ組曲第3番/チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 弦楽のためのセレナード
ショスタコはお約束のマッシヴな賑々しさ。いわば納得の音の姿だが、チャイコフスキーは一転驚くほど落ち着いた佇まい。響きにも語り口にもほとんど扇情的なものを感じさせない。「ロココ風」など独奏が団員のゆえか室内楽的とも言える趣。意外な面白さだ。
ショパン&ラフマニノフ:チェロソナタ 他ショパン&ラフマニノフ:チェロソナタ 他
クニャーゼフとルガンスキーが鏡を媒介に睨みを利かせている“暗い”表紙にめげてはいけない。ピアニストとして抜群の腕前を誇ったふたりの作曲家たちが、それぞれに一曲だけ書いたチェロのためのソナタ、その深淵をとことん掘り下げた恐ろしい演奏。