2007年5月発売
ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネームザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム
およそ3年半ぶりの通算5枚目。ダークで実験的な要素が目立った前作に比べ、本作は“良いメロディ”をとことんまで追求。11年目に突入したバンドのコンディションも良好で、ナイジェル・ゴドリッチのプロデュースがそれを最大限に引き出している。
ファンタジーファンタジー
アルバムのタイトルは『ファンタジー』。バロックから近代までの、イマジネーションの閃きを綴った曲が集められている。それを躁と鬱の対比と捉えた場合、小菅の演奏は鬱よりも躁に美質が光る、いわば“前向きのファンタジー”。とても健康的である。
プライド オペラ・アリア・セレクションプライド オペラ・アリア・セレクション
一条ゆかり作品『プライド』(集英社クイーンズコミックス)に登場するアリア(第7巻現在)を完全収録したディスク1に加え、ディスク2にはこれから登場するかもしれない(?)名アリアを収録。コミックスとの対照一覧、歌詞対訳、オペラの解説と盛りだくさんの欲張り良心企画。
LIVE is FISTLIVE is FIST
日本には、まだまだ埋もれた名バンドたちが数多く存在している。主要都市以外で精力的に活動しているメロディックなパンク・バンドを集めたのが本コンピ盤。どのバンドもその音の中から、勢いとぎらついた野生味を覚える。未完成な衝動が良い!!
We can make it!We can make it!
キャッチーなサビ・フレーズ、鮮やかな転調とオープンなメロディ、アップ・ビートなラップも加えて文字どおり盛りだくさんなタイトル曲。かけ合いのコーラス・ワークもすっかり慣れたふうで、役者やタレントとしてではなく、ミュージシャンとしても著しい成長を見せている。