2007年8月22日発売
オーストラリアのメロディック・メタル・バンド、ヴァニシング・ポイントの4thアルバム。なじみやすくも物悲しいメロディが満載で、きわめて正攻法なソングライティングがなされた見事な一枚だ。
元ANGRAのアンドレ・マトスが、シャーマンやVIRGOといったプロジェクトを経て自らの名前を冠にしたプロジェクトを始動させた。原点回帰とばかりにアングラと同系統のクラシック音楽のエッセンスを取り入れたメロディック・メタルを展開している。
女性シンガー、シモーネ・シモンズを擁するオランダのバンド、エピカの4thアルバム。ゴシック・テイストあふれる特徴的なシンフォニック・サウンドは、本作でさらに深遠な世界観を構築している。
スウェーデンのブラック・メタル・バンド、マーダックの通算10枚目となるアルバム。宗教色を強く打ち出している彼らだが、スラッシュ・メタルの影響も受けているサウンドは圧倒的な暴虐性も兼ね備えている。
元ディスメンバメント・プランの中心人物によるソロ。自身が「原点回帰作」と公言するように、これまでになくバンド・サウンドを前面に打ち出した内容である。とはいえキッチュなシンセ音やギターなど、随所にほどこされた遊び心には彼らしさが残る。
タイの20歳と17歳のイケ面兄弟の日本デビュー盤。14曲中11曲を日本語で歌った。タイの大手プロダクション“グラミー”がジャニーズ事務所と提携して生み出した“G-Junior”の一期生として活躍し、2006年日本デビュー。ポップスに東洋色とダンス色を加え、新機軸を打ち出した。
若き天才ギタリスト、大村孝佳の通算3枚目となるソロ。様式美系からブルースまで幅広いアプローチで攻める。そこで繰り広げるテクニカル・プレイはもちろん、歌心あるフレーズが耳を奪う。全曲歌入りで、方向性によりドゥギー・ホワイトなど4人のヴォーカリストを起用。
埼玉出身の3ピース・ロック・バンド、dustboxの4thアルバム。メロディック・パンクの魅力を凝縮したような親しみやすくも迫力のあるサウンドの中に、軽妙な彼らのオリジナリティが満載されている。
名古屋出身4人組バンドの初フル・アルバム。シンプルでこざっぱりしたサウンド、ヴォーカル、そのゴテゴテしていない感じが好感。街の風景やそこに暮らす人々のことを歌いながらも、決してクールではなくどこか暖かい。ほんのりした甘さもあり。