2007年8月22日発売
TOKYO-FMの人気ジャズ・プログラムの15周年を記念したコンピレーション・アルバム。親しみやすいジャズ・ナンバーが厳選されており、わかりやすいメロディや心躍らせるヴォーカルは、専門知識なしで楽しめる。
モータウンや60'sガールズ・ポップスに通じる甘酸っぱくカラフルな曲が次々に飛び出すデビュー・アルバム。男子5名を従えたアリ・ハワード嬢の存在感をダスティ・スプリングフィールドに例える声多数。レトロ・ポップなアプローチはトレイシー・ウルマンも思い出させる。★
アルゼンチンでも高い評価を得ているバンドネオン奏者・小松亮太と、初期『ルパン三世』の主題歌で知られるチャーリー・コーセイのコラボ・シングル。味わいのあるチャーリーの声と深みのあるバンドネオンの相性は抜群だ。
ジョン・マクラフリン、ジャコ・パストリアス、トニー・ウィリアムスからなるジャズ・ロック・ユニット、トリオ・オブ・ドゥームのアルバム。1979年に行なわれた伝説的なライヴ“ハバナ・ジャム”の模様とその後のNYでのスタジオ音源が楽しめる。
小菅優の才能を認めた指揮者が自身のレーベルramに吹き込ませた、16歳のときの録音。ヨーロッパ最大の音楽雑誌『フォノフォルム』で最高の評価を獲得しており、彼女の才能が隅々まで冴えわたっている。
ソニーと専属契約する前に、ドイツのramレーベルに録音した3枚のうちの1枚。15歳のときの録音だが、すでに彼女の研ぎ澄まされた感受性と、作品に対する優れた洞察力が発揮されている。
10代のときに、ドイツのramレーベルに録音した3枚のうちの1枚。本作は17歳のときの録音で、彼女の愛するシューマンの幻想曲を収録している点に注目。豊かな音楽的感興にみちた演奏を繰り広げている。
堤剛が20年ぶりに録音した2度目の全集。確かなテクニックのもと、その円熟ぶりが発揮され、覇気に富んだ演奏として高い評価を得た。録音も優秀で、彼のスケール感がしっかりと伝わってくる。
ジュネーヴ国際コンクールでポリーニと最高位を分け合ったカナダのピアニスト、トゥリーニと組んだベートーヴェン。レコード・アカデミー文化庁芸術祭賞を受賞した代表作のひとつ。
当時の日本を代表する3人による三重奏曲の、ソニーへの録音をすべて収録した2枚組。ソリストが集った奔放さはないが、スケール感や密なアンサンブル、そして緊張感を備えたしっかりとした演奏を聴かせている。
指揮者サヴァリッシュがピアノを受け持った興味深いアルバムで、発表当時話題となった。2人の息はぴったりで、堤剛が洗練されたブラームスを聴かせている。心にじわっと浸透する一枚だ。