2007年9月発売
94年にアリゾナ州で結成された5人組メロコア系バンドの2007年1月に出たアルバムが日本上陸。とにかく演奏が速い。聴いているだけでドッと疲れてしまうほどだが、この速さが彼らのキモなのだろう。プロデューサーはこの筋で人気のライアン・グリーン。
ジャケットのセクシーさに、まずはヤラれた。流れてくるのは、誰もが親しんだであろう耳馴染んだ名曲の数々。“HOUSE ANTHEMS”と銘打ってはいるが、どの楽曲もかなりラテンなテイストを盛り込みながら、セクシー・ムードに仕上げているのがポイントだ。
インディアナ州出身の4人組のアルバム。ほぼ毎年日本にやってきているだけに固定ファンも多いバンドだが、ポップではあってもアグレッシヴで静かな闘志を秘めた作風はここにきて最高潮に。最後にはメロディがしっかり耳に残るのがいい。
ブルックリン生まれのラッパーのアルバム。詩人ソニア・サンチェスの語りでスタートする本作、タリブの知的な才能とメッセージがこれまで以上に開花した様子が伝わる力作で、サンプリングの面白さも味わえる変化に富んだ構成となっている。多彩なゲストが参加。
往年の名手が愛奏してきた難曲に取り組んだ意欲作。といっても、難技巧をひけらかすことはなく、実にサラリとした風情だ。「スペイン民謡組曲」も民俗臭は稀薄で、コッテリ系が好きな人は淡白に感じるかもしれないが、クールな表面の内側に煌く吉田恭子の秘めた情熱を聴き取りたい。
制作・出演
アルトゥーロ・バジーレ / アントニーノ・ヴォットー / ガブリエーレ・サンティーニ / ジュリオ・ネーリ / チェトラ合唱団 / トリノRAI交響楽団 / フェドーラ・バルビエーリ / マリア・カラス / ワーグナー25歳のマリア・カラスの、トリノでの初レコーディングと、こちらも初のオペラ録音となった1952年の「ジョコンダ」、そして唯一のスタジオ録音である1953年の「椿姫」を収録。未完ながらも恐るべき才能が表われている。
ナッシュビル出身の4人組バンド、パラモアのメジャー・デビュー・アルバム。紅一点のヴォーカリスト・ヘイリーの、キュートなルックスからは想像もつかない情熱的なヴォーカルが光っている。疾走感のあるサウンドも魅力的だ。
ロック・バンド、ガービッジの12年にわたる活動を網羅したベスト・アルバム。「プッシュ・イット」をはじめヒット曲が満載されているほか、ストリングスを導入しスケール感を強調した新録曲「テル・ミー・ホウェア・イット・ハーツ」も収録。