2008年1月9日発売
ミスアドベンチャーズミスアドベンチャーズ
グラスゴー出身の6人組、コバイのデビュー作。積極的なライヴ活動で腕を磨いたというだけあり、ギターを中心にしたサウンドはグルーヴ感にあふれ、新人らしからぬ完成度と手応えがある。ヴォーカルも若さの中に力強さがあり、今後が楽しみ。
J-POP HOUSE COVERS Q;uriosity〜Wild Wild Winter/SpringJ-POP HOUSE COVERS Q;uriosity〜Wild Wild Winter/Spring
はたちの頃はたちの頃
歴史に残る作曲者の数々が“はたちの頃”に作った曲を集めたクラシック・コンピ。コーディネーター・山尾敦史の「普通に楽しもうと思って買ってくれたのでは無い筈」とライナーに書いてしまうセンスが、読んでも聴いても面白い好企画にしている。企画ものはこうでないと。
ベルリオーズ:幻想交響曲ベルリオーズ:幻想交響曲
発売元
キングレコード株式会社徹底されたケーゲル的な幻想交響曲として、発売当初から話題となった録音。ユニークなデュナーミク、細部への拘泥、鐘の使い方や終楽章の大胆なコーダ。怪奇と幻想の世界にどっぷりとつかれる逸品だ。
ブルックナー:交響曲 第6番ブルックナー:交響曲 第6番
速めのテンポで、すっきりと見事なバランスを持ってブルックナーの世界を描き出した録音。あいまいな響きがひとつもない、明瞭に磨き上げられた音が美しい。レーグナーによるブルックーの代表的な録音のひとつだ。
ブルックナー:交響曲 第9番ブルックナー:交響曲 第9番
第6番と並んで、レーグナーが残したブルックナーの最上の一枚。速めのテンポ、絶妙なバランス、滑らかな旋律線と、ふくよかな響きをたたえている。ブルックナーの宇宙を的確に描き切った名演だ。
マーラー:交響曲 第7番「夜の歌」マーラー:交響曲 第7番「夜の歌」
ゲヴァントハウスの幾分くすんだ、ドイツ的な響きを持ったマーラー。甘美で退廃的なマーラーではないが、この曲の持つ聴きどころの第2、第4楽章の「夜の歌」の雰囲気が良く出ている。ちょっと独特なマーラーだ。
ヘンデル:組曲「水上の音楽」全曲ヘンデル:組曲「水上の音楽」全曲
旧東ドイツを代表する合唱指揮者で、バロック音楽の大家でもあったコッホが指揮したヘンデルは、独特の渋みを持った“ドイツのヘンデル”といった趣だ。地味だが現代楽器による最良の演奏のひとつと言える。