2008年2月発売
より骨太に力強さを増して、ルーツ・ミュージックのフレイヴァーを掘り下げるリズ・ライトの3作目。今作は黒人女性シンガーのトシ・リーゴンとの共作曲が大半を占め、アフリカン・アメリカン女性としての存在感を浮き彫りにしている。
関西を中心に活動している女性ヴォーカルの4人組による、メジャー・デビュー・シングル。ブルース・ロック・ベースだが、歌の底にある“歌謡ソウル”っぽいテイストが、独自の持ち味。テレビ東京系ドラマ『コスプレ幽霊 紅蓮女』の主題歌としてオンエア。
永遠のシティ・ポップの王道を歩む稲垣潤一らしい洒落た雰囲気の「サヨナラからのメッセージ」「たったひとりの君へ」ともに、甘く切ない恋の思い出が歌われる。さらに代表曲「ロング・バージョン」のオリジナル・ヴァージョンも収録したシングル。
全国各地のヒップホップ・アーティストを特集したコンピレーション・アルバム。それぞれの地でウェッサイ・シーンを盛り上げてきたアーティストらのサウンドが一気に味わえる豪華盤だ。
“リズム・アンド・ロマンス”をテーマに、サックスのスーパー・スターがラテンに初挑戦。コンコード移籍第一弾、通算18枚目のアルバムは、軽快なサルサ、優美なボレロ、センチメンタルなタンゴと、さまざまなムードを夢見心地なサックスで楽しませる。
フレンチ・ポップスの女王がイエイエ娘として一世を風靡した60年代の作品にこだわったカヴァー・アルバム。フランソワーズ・アルディ、フランス・ギャルからビートルズ、ローリング・ストーンズまで国境を超えた選曲が新鮮で、艶やかな解釈が麗しい。
サーファーとしても知られるハワイ出身のシンガー・ソングライターの4作目。バンド・サウンドでさりげなく愛と平和への思いを弾き語るが、さらりとしているようで濃い。紙ジャケにブックレットが綴じ込まれ、日本盤には本人の発言を含む解説と「エネミー」をプラス。
カリフォルニア生まれのシンガー・ソングライター、マット・コスタの2ndアルバム。「ミスター・ピティフル」など、ピアノをフィーチャーしたナンバーを中心に収録。明るいサウンドと独特の内省的な世界観は一度触れるとクセになる。
イギリスで話題沸騰中の女性シンガー、エイミー・ワインハウスの日本デビュー・アルバム。さまざまなジャンルの垣根を軽やかに飛び超える、大物感漂うディーヴァの歌声が体験できる。
毎年恒例のグラミー賞ノミネーション作品を集めたコンピレーション・アルバムの2008年版。ジャスティン・ティンバーレイクやエイミー・ワインハウス、ザ・ホワイト・ストライプスにファイストら、人気のアーティストが目白押し。
ヴォーカルとドラムを兼任する女性とギタリストの男性による2ピース・バンドのメジャー一発目。ジャニス・ジョプリンのようなハスキー・ヴォイスと、荒々しくかき鳴らすロックンロールが魅力的。まるでスタジオ・ライヴのような音も迫力たっぷり。
映画『雨の翼』の主題歌などを収録した、ピアノ弾き語りシンガー・ソングライター、KUMAMIのメジャー・デビュー・シングル。透明感のある歌声と映像を喚起させるメロディが物語に彩りを添えている。
ブルーノート・レーベルに残された、“1958年”に録音されたトラックだけで2枚組を構成したという、50周年記念の凝りまくり企画。50年代後半はモダン・ジャズの黄金期とはいえ、信じがたい充実度はさすがの一語。一曲を除きすべてインスト系。ライナー資料も充実。
発売元
ユニバーサルミュージック1958年のライヴの模様を収めたアルバム。ジャズ・メッセンジャーズを離れ、人気・実力ともに押しも押されぬ存在だったシルヴァーが、ルイス・ヘイズらを加えたクインテットで堂々のトリを務めた演奏が満喫できる。
ロンドンを拠点とする5人組エレクトロ・バンド、ホット・チップの通算3作目。持ち味のエレクトロ・ディスコ・ロックを軸に、哀感込めたバラードやライヴ感を強めたヘヴィな曲を織り交ぜ、これまで以上に多彩かつ意欲に満ちた充実作となっている。