2008年3月発売
前作『5th Element』から4年ぶりのリリースとなるミニ・アルバム。高木完とBBOYPARKの主催者CRAZY-Aとの20年以上の時を経た共演曲「ROOTS」は、タイトルよろしく彼のルーツである映画『WILD STYLE』さながらのオールド・スクール・チューン。枯れることのないヒップホップ愛に感激。
雰囲気あるイントロに続くは、98年インディNo.1に輝いた人気曲の再演/新版。表題曲はバラードだが、本作が歌手デビューの2代目YUKA嬢(ダンサー/モデル)の初々しさはモータウン曲「PLEASE Mr.POSTMAN」に弾けてる。注目されたJ-R&Bプロジェクトが再始動を告げるミニ・アルバム。
世界的な人気を誇るオーストラリアのロック・バンド、AC/DCへのトリビュート・アルバム。個性的な面々が参加し、激しく、熱い、AC/DCへの想いにあふれた演奏を繰り広げている。
ドイツのエクストリーム・メタル・バンド、ダーク・エイジの4年ぶりの5枚目。タイトルなし無音の7曲目や「インストゥルメンタル」というインスト10曲目、日本のみのボーナス・トラック「チルドレン・オヴ・ザ・レヴォリューション」は日本語だったり(でもデス・ヴォイスで“僕”は似合わないぞ!)となんだかおもしろい。
Traffic移籍後初の通算6作目。このところ政治的メッセージ色の強かった彼らだが、今作ではバングラやダブの要素を全面的に打ち出し開放的なサウンドを作り上げている。なかでもイギー・ポップをフィーチャーした「ノー・ファン」はサイコーだ。
制作・出演
AntonioIasevoli / アレッサンドロ・マールツィ / ステファノ・カンタラーノ / ティム・ラップソーン / フランチェスコ・フラティーニ / ポリー・ギボンズ / マルチェーロ・アルーリBBCジャズ・アワード2006で新人賞を獲得した英国人シンガーの日本デビュー作。ハスキーな声でソウルフルに歌うジェームス・テイラー作「ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト」、うねるように強弱をつけるヴォーカルが迫力十分の「モーニン」など、素晴らしい。イタリアのミュージシャンが多数を占めるバックの好演も光る。★
ここにきてコニッツは再びクールな味わいを湛える真摯なプレイをするようになった。そのことを素晴らしい形で伝えているのがこの作品。ワン・ホーン・カルテットによる演奏で彼が真価を発揮する。静寂にして野心的。聴きごたえ満点の重厚な一枚。
ピアニスト・小林裕も加わったNYでのご機嫌なセッション。注目は3曲でゲスト参加のディメオラだ。特に、速いテンポで演奏する「朝日のようにさわやかに」での高速ジャズ・ギターと、ピアソラ作「チクリン・デ・バチン」での小林との美しいデュオはディメオラ・ファン必聴。ゴメスの力強いソロも印象的だ。