2008年5月28日発売
乾いた音色と疾走感あふれるビートに乗せ、さりげなく取り入れた変拍子やサビの圧倒的な開放感など、“らしい”要素を詰め込んだ王道ロック路線。TVアニメ『イタズラなKiss』エンディング・テーマということで、恋心を赤裸々に綴ったカッコ可愛い歌詞もいい感じ。
2002年リリースのファースト・カヴァー・アルバムをサラッと超えてしまった第2弾。誰もが知っている原曲を、そのキャッチーさやアクの強さを活かしつつ独特のスパイシーなパンク・ロックに仕立て上げたサウンドが衝撃。歌謡曲ならではのホリック性を活かしたアレンジも良し。
特大ヒットとなった前作『コンフェッション』から4年。その間に結婚して親にもなったぶん、歌にも確たる自信がみなぎる。安直にトレンドに丸乗りせぬ姿勢に備わった凡百のフォロワーとは決定的に異なるリーダーの風格は、歌のうまさで説得力も倍増。★
4曲の新曲に加え、各曲のカラオケ・ヴァージョンも収める合計8曲収録のシングル。表題曲はフラメンコのテイストを持ち込んだダンサブル・ナンバーで、メンバー6人の声質を活かしたヴォーカル・アレンジも聴きどころ。曲調の違うカップリングもそれぞれの味わい。
ボサ・ノヴァの本質を追求する男女デュオの6作目は、1曲を除き、ジョアン・ジルベルトのレパートリー、アントニオ・カルロス・ジョビンの作品で占められ、シンプルながらも奥行きと深みを感じさせるアンサンブルが心地よい。坂本龍一が2曲にピアノで参加している。
団塊の世代を対象にしたコンセプト・アルバムなので、いつものタイガー(フュージョン系)とは違って、スタンダードをオーソドックスに切々と吹いている。そこがユニーク。「クリフォードの思い出」「酒とバラの日々」は日野皓正との2トランペット競演。
2009年で還暦を迎えるトロンボーン奏者の向井が、いち世代下のリズム・セクションと組んで有名曲に真正面から挑戦した注目盤。道下和彦、原朋直、池田篤がそれぞれ2?3曲ずつゲスト参加。どの曲も自信に満ちたプレイで、ベテランの健在ぶりを伝えている。