2008年6月18日発売
ニュー・ビギニングス・オブ・オールド・ストーリースニュー・ビギニングス・オブ・オールド・ストーリース
12年のキャリアを持つUKの中堅メロディック・バンドの日本デビュー盤。数多のライヴによって鍛えられたアンサンブルは聴きごたえ十分。年季がひしひしと感じられ、そのおっさん臭いルックスさえも渋く頼もしくなってくる。疾走感と哀愁が絶妙に混じり合う。
リフ&リズムリフ&リズム
制作・出演
ジェシ・ヴァン・ルーラー / ジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ / ピーター・ビーツ / フランス・ヴァン・ヘースト / ヘンク・ムトヘールト / マタイン・ヴィンク / ヤン・ヴァン・ダウケレン / ルート・ブルルスオランダのオーケストラでまったく無名の存在と思われるが、ご機嫌なビッグバンド・サウンドを聴かせてくれる。オーソドックスな編成で内容も伝統に即しているが、古さはまったくない。ビッグバンドの躍動感が存分に味わえるところが最高!。
SO IT GOESSO IT GOES
EL-MALOとしてアルバムを出したばかりのアイゴンが本名名義で出した初ソロ。同時発売の相方=柚木隆一郎のソロとは対照的に、木村カエラらへの楽曲提供などで見せるポップ感を全面に出した一枚で、ピンバックのロブ・クロウとはニック・ロウのカヴァーで共演。
アマポーラアマポーラ
イタリアを代表する二人のピアニストが挑んだデュオ作品。81歳のセラーニが息子のようなレアをリードしつつ、美しくも心のこもったメロディが続く。アルバム全体が聴き手を暖かい気持ちと空想的な気分にしてくれるだろう。★
オー・ソレ・ミオオー・ソレ・ミオ
期待のイタリア人ピアニストの第2弾。今作では日本人にもなじみ深い「オー・ソレ・ミオ」のほか、ナポリ民謡などを“イタリアン・スタンダード集”として端正なピアノ・トリオで聴かせる。イタリアらしい質の高さと奥深さで、洒脱感が楽しめる粋な作品。
黒と白の肖像黒と白の肖像
これで10代というのだから恐れ入る。カフィーソのアルバムは、シシリー出身のメンバーと組んで、ジャズ・オリジナルを中心に取りあげたもの。ストレートアヘッドなプレイであってもどこかが違う。そこがこの若者の心意気であり、将来性豊かな証拠だ。