2009年10月21日発売
映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』が話題のカナダのヘヴィ・メタル・バンドによる13枚目のアルバム。彼ららしいオールド・スクールのヘヴィ・メタル/パワー・メタルは今作でも健在で、トリオならではのスリリングな演奏も聴きどころだ。名曲の「Thumb Hang」「Metal On Metal」「666」はリレコーディング曲。 先着でオリジナルメンコプレゼント!
英国産ベテラン・バンドの久々のリリースだが、もともとは90年の『ヨルダン:ザ・カムバック』の次の作品として用意されていた、言わばロスト・アルバム。プロダクションがやや古い印象は否めないが、何よりパディ・マクアルーンのソングライティングのレベルの高さを実感できる。
「リエンツィ」序曲。長い導入の分厚く渋い弦の音色。それに続くフォルテの主部、金管の強奏、「ローエングリン」の艶やかな弦……すばらしい。オケの機動力と美質を掌握し、完全に鳴らし切る技術と感性。緻密な解釈に裏打ちされた自然で快い音楽の流れ。80年代、ドイツのオケが若杉弘を最上級の評価で迎えた理由がよくわかる。「英雄」の終楽章。プレストになってもテンポに無理がない。みごとな棒さばきだ。生成りのような肌触りのマーラーもいい。何度聴いても感動する。いまは亡き若杉弘によるかけがえのない遺産だ。
ケニー・バロンがプロデュースした2009年、NY録音作。一部で電気楽器も使っているが、全編、アコースティックな肌触り。気だるく、ささやくような表現が心地よい「Tell Me A Bedtime Story」、ゆったりとしたグルーヴとファンキーな味わいが印象に残る「Come Together」、エレガントな演奏に乗せて雰囲気たっぷりに歌う「That's All」などがいい。
2009年12月中旬にブルータル・トゥルースとの来日公演を行なったコンヴァージ。3年ぶり、7枚目となる今作でも、カオティック・ハードコアといったジャンルを超越した激烈なエモーションが全編を支配。ストイック&カオスな音世界には、ただ圧倒されるばかりだ。
若い女性を中心に人気を誇る西野カナの2009年10月リリースの7thシングル。「遠くても feat.WISE」も手がけたGiorgio Camcemiのプロデュースによるタイトル・チューンほかを収録。
ススキノの路地裏が生んだ奇跡のダイアモンドことHOKTのサード・アルバム。強烈なビートからなるサウンドは、ヒップホップのとは一線を画すファンキーでロック的なものであり、そこに加わる愛と友情、希望を中心とした熱いリリック。その独特の世界観は、彼独自のヒップホップを形成している。
97年の『Damn! moonriders』に収録された楽曲の一部に、2曲のボーナス・トラックを加えたもの。特に、白井良明が歌う「ゆうがたフレンド(公園にて)」の収録は嬉しい。スティーリー・ダン風の「象のような女」など、自由な発想の中で創られた楽曲が、リマスターによって生き生きと甦っている。 ⇒★Superfly特集★をチェック!
綾(vo)とhotta(key)からなるユニット、i-nos(アイノス)のシングル。爽やかなチアー・ソング「world goes round」と「chase to the wind」の新mixを収録した両A面作だ。
DIMENSIONなどでも活躍するサックス奏者、勝田一樹のプロジェクト、SAX FACTIONの2009年発表のアルバム。ストーンズやクイーン、さらには「剣の舞」までを収録するインスト・バンドで、難なく高速フレーズを繰り出す実力はさすが。
2009年10月21日発表の31stシングル。東宝映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』主題歌「僕は君に恋をする」、NHK教育開局50周年記念連続人形活劇『新・三銃士』エンディング・テーマ「一人じゃない」ほかを収録。
元Sound Scheduleのギタリスト/ヴォーカリストの4枚目のシングル。扇谷研人(ex.オルケスタ・デ・ラ・ルス)プロデュースによる疾走感あふれるジャジィなサウンドと伸びやかで艶やかなヴォーカルが青白く火花を散らす「幻想アンダーグラウンド」の緊張感と、何とも能天気な妄想が炸裂した「誤解しないでください〜制作期間中の息抜きです〜」の遊び心という、両極端なセンスが楽しめる。
東京を拠点に活動するビジュアル系5人組のセカンド・マキシ・シングル。“陰”のムードが漂うビジュアル系バンドが多い中、このバンドは枠に捕らわれないような自由な雰囲気と開放感が感じられ、キャッチーなメロディとエキサイティングな演奏が魅力となっている。